中国人乗客の英語をからかい「つり目」ポーズ、英航空会社の客室乗務員2人が解雇される―香港メディア

香港メディアの香港01は21日、英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの客室乗務員2人が中国人乗客への人種差別で解雇されたと伝えた。

香港メディアの香港01は21日、英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ（BA）の客室乗務員2人が中国人乗客への人種差別で解雇されたと伝えた。

記事によると、同社に勤めるホリー・ウォルトン（Holly Walton）さんはこのほど動画の中で中国人旅客の英語のなまりをからかった上、アジア人差別に当たる「つり目ポーズ」をしてみせた。

同僚のローレン・ブレイ（Lauren Bray）さんはこの動画をインスタグラムにアップし、「このバカと2週間も一緒にいる」などと投稿。動画はその後、TikTokなど他のSNSで拡散され、物議を醸した。

2人はロンドンからカリブ海のアンティグア島に向かうBA2157便に乗務しており、動画は同島の豪華ホテルで休んでいる際に撮影されたもの。同社に勤めるアジア系の客室乗務員は「2人はフライト中に英語がほとんど話せない中国人家族を嘲笑し、ひどいことを話していた」と証言した。

今月18日、2人は本社に呼び出され、上層部と面会した後、解雇された。ブレイさんが涙を流しながら立ち去る姿を目撃した人もいるという。

同社の広報担当者は「いかなる人種差別主義も受け入れない。われわれはこのような問題には厳しく対処する。2人はもうわれわれの従業員ではない」とコメントした。（翻訳・編集/北田）