米国人がEVを買えない理由―米メディア
Record China / 2024年3月30日 17時0分
中国メディアの環球時報は27日、米メディア「ユーラシア・レビュー」が26日付で掲載した「あなたが電気自動車(EV)を買えない理由」との文章を紹介した。
中国メディアの環球時報は27日、米メディア「ユーラシア・レビュー」が26日付で掲載した「あなたが電気自動車(EV)を買えない理由」との文章を紹介した。
同記事は「ほとんどの米国人にはEVを買う余裕がない。価格設定が依然としてEV購入の最大の障壁となっている」と指摘。「わずか9698ドル(約147万円)の中国の新型EVに試乗した米国人の口からは『米国のEVよりずっと安い』と賛辞がやまないが、悪いことに、米国の消費者らは中国の新型EVを購入することができない」と述べた。
その上で、「世界で製造されるEVの70%以上が中国製であり、中国に住んでいなくても中国のEVは購入可能だ。米国に住んでさえいなければ」と説明。「米国は自国の自動車メーカーを守るために中国に対して厳しい保護主義的な貿易戦争を仕掛けている。米自動車メーカーの経営者たちを悩ませているのは中国製EVであり、そのためにバイデン政権は反中感情をあおっているのだ」と主張した。
そして、「米国が定めた自動車の二酸化炭素排出量の目標を達成するには、全米各地で大規模にEVに移行する必要がある」と指摘。「バイデン政権は2030年に新車販売の半分をEVにする目標を掲げているが、現時点で達成が難しいのは、米国人がEVを買う経済的余裕がないか、あるいはリーズナブルな中国製EVを手に入れることができないからだ。ひどいことに共和党はEVへの攻撃も掲げており、多くの米国人がEVに手が届かないのも無理はない」と論じた。
記事は、「気候問題のカウントダウンが進む中、米国はようやく重い腰を上げたが、それだけでは不十分だ」とし、「EVのバッテリーを製造するために必要な鉱物の採掘を考えても、EVのカーボンフットプリントはガソリン車よりもはるかに低く、二酸化炭素の影響を迅速に低減させるために最適かつ最も容易な方法である可能性が高いのだ」と述べた。(翻訳・編集/北田)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタはテスラを目指さなくて本当によかった…テスラが「成長なき成長企業」に堕ちてしまった根本原因
プレジデントオンライン / 2024年4月30日 9時15分
-
国産EV台頭の中国、ドイツ車は押されつつも「まだまだ行ける!」―ドイツメディア
Record China / 2024年4月30日 5時0分
-
米上院銀行委員長、バイデン氏に中国製EVの恒久的な排除要請
ロイター / 2024年4月12日 11時55分
-
米テスラ、低価格EVの開発中止 自動運転タクシーに軸足=関係筋
ロイター / 2024年4月8日 10時18分
-
"EV失速"の手のひら返しで自動車業界が見る悪夢…テスラも「販売台数減少」の市場で"今起きていること"
プレジデントオンライン / 2024年4月5日 8時15分
ランキング
-
1円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
2黒田東彦・日銀前総裁「円安は一時的」…NYの講演で見解、マイナス金利解除・利上げは「当然のこと」
読売新聞 / 2024年5月3日 17時45分
-
3過度な動き「ならす必要も」=円安、介入コメントせず―鈴木財務相
時事通信 / 2024年5月3日 23時51分
-
4いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 19時30分
-
5インフレ・金利上昇、マンション購入は急ぐべき? 長期では、マンション所有は3つのリスクの塊
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 11時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください