中国の科学者が新たな動力電源を開発、産業用ドローンの航続時間の難題を解決
Record China / 2024年4月4日 5時30分
中国の科学者が新たな動力電源を開発した。
中国科学院大連化学物理研究所がこのほど、「当研究所のエネルギー触媒変換全国重点実験室の陳忠偉(チェン・ジョンウェイ)室長が率いる科学研究チームが独自に開発した比エネルギーの高い水素ハイブリッド電源適応産業用ドローンがこのほど、テスト飛行に成功した。この科学研究成果は産業用ドローンの航続時間が短いというボトルネック問題を効果的に解決する」と明らかにした。新華社が伝えた。
現在の電動ドローンの主流動力電源はリチウム電池だが、リチウム電池には航続時間が短く、低温環境への適応性が低いなどの短所がある。それと比べると、水素ハイブリッド電源は比エネルギーと信頼性が高く、温度域が広いなどのメリットがあり、中型固定翼機と大型マルチローターによく使われる。産業用ドローンの航続時間が短いという問題を効果的に解決できる。
陳氏は「体系化した全チェーンのモデルで燃料電池とリチウム電池カップリング電源システムを研究開発した。比エネルギーが高く、航続距離が長く、温度域が広く、燃料の注入が速いという特徴がある。チームが研究開発した高比エネルギー水素ハイブリッド電源の比エネルギーは1000g当たり600Whに達し、応用可能な環境温度範囲はマイナス20℃からプラス40℃」と述べた。
また、「チームは次世代水素ハイブリッド電源技術を持続的に開発する。高比出力スタック設計技術と高エネルギー密度水素源技術を結びつけ、動力電源の比エネルギーを1000g当たりり800Wh以上にし、応用可能な環境の温度幅をマイナス40℃からプラス60℃に広げる」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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