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福建省の企業が開発した「多様な技を持つハイテクガラス」―中国

Record China / 2024年5月9日 10時30分

スマート製造の効率を高める「インダストリー4.0」

フーヤオが新たに建設したグリーンスマート工場では、製造ラインでロボットアームが規則正しく動き回っていた。板ガラスがカット・研磨、圧延、フィルムコーティングなどの精密加工を経て製品になってから物流ルートへ送られパッケージされるまで、生産ライン全体で高度な自動化が実現している。

フーヤオの自動車用ガラス生産の管理責任者の呉礼徳(ウー・リーダー)さんは、「これは当社が最近打ち出したインダストリー4.0だ。生産ラインの作業員の数は20%近く減ったが、生産効率は逆に200%アップした。現在、当社には産業用ロボットが2229台ある」と話した。

このグリーンスマート工場は生産の自動化だけでなく、人工知能(AI)ビジュアル検査システムも配置する。大型ルーフ生産ラインを例にすると、ライン全体で七つの重要工程に自動検査システム9セットとモニタリング・位置測位システム2セットが配置され、AIがディープラーニングによってヒビや気泡といったガラスの欠陥の特徴を深く学習し、外観、透明度、商標などの品質検査を人に代わって行うことができるという。

インダストリアル・インターネットは時代の大きな流れだ。フーヤオは積極的に展開を進め、「神経システム」が世界にある工場をカバーするようにして、産業チェーンの川上から川下まで手を広げようとしている。

フーヤオの世界に50カ所ある工場のうち、デジタル制御工作機械の50%以上がインターネットセンサーなどの技術を採用して情報処理センターに接続し、生産過程全体において最適化された管理が行われるようになっている。試算によれば、フーヤオの生産効率は30.5%上昇し、製品の不良率は30%以上低下し、エネルギーの利用効率は12%上昇した。

工場のネットワーク化により、フーヤオは「多品種・小ロット」の柔軟性の高い生産方式を実現した。 前出の管理責任者の呉さんは、「当社では一つの生産ラインで数十種類のさまざまな自動車用ガラスを生産しており、一般的な複雑さのレベルのガラス製品なら種類の切り替えにかかる時間は通常はわずか1時間で、一つの作業場で年に1万種類に上る異なる自動車用ガラスを生産できる。従来の工場ではこれほどの柔軟さを達成することは難しい」と話した。

また葉総裁は、「従来的な製造分野から起業した企業にとって、新たな質の生産力の発展はテクノロジーによるリード、イノベーションによる駆動を堅持する道だ。企業のデジタル、ネットワーク、スマート、グリーンのトランスフォーメーションを絶えず推進して初めて、製品が競争力を備えるようになる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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