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日本人から見て外国人観光客の礼を欠く振る舞いは避けられない、だが…―香港メディア

Record China / 2024年5月23日 8時0分

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香港メディアの星島頭条はこのほど、マルチメディア社会評論家の陶傑氏が記した日本のオーバーツーリズム問題に関する文章を掲載した。

香港メディアの星島頭条はこのほど、マルチメディア社会評論家の陶傑(タオ・ジエ)氏が記した日本のオーバーツーリズム問題に関する文章を掲載した。

陶氏は、記録的な円安によって世界中から観光客が日本に押し寄せているとし、特に目立つのが京都だと言及。これを受けて多くの有識者が「オーバーツーリズム」による害を懸念していると説明する一方、日本の記者の取材に応じた地元住民からは有識者ほどの深刻な心配は示されなかったと伝え、「経済が活性化するだけでなく、観光客が京都を訪れることは全世界に日本文化を示す絶好の機会だからだ」と論じた。

そして、「確かに礼儀を重視する日本人から見ると、出身国・地域を問わず外国人観光客はルールを分かっておらず、礼を欠く振る舞いは避けられない。だが、良い点は彼らの小さなことにこだわらないカジュアルさだ。受け入れる店側は比較的リラックスした気持ちになれる」と指摘。さらに観光客がお金以外にもたらすものとして人による活気を挙げ、「日本の若者は国際的な雰囲気を好む。年長者も大勢の人でにぎわうのが好きで、そうでなければ街は活気を失う」と記した。

陶氏はその上で「観光客による経済活性化で飲食、小売、ホテル業に利益がもたらされるが、交通や清掃の負担も引き起こす」とし、「メリットを平等に扱うための政府による調整が必要であり、少なくとも清掃作業従事者の賃金増、人手増員がなされるべきだ。地元住民への影響を避けるために路線バスの乗車時に荷物制限をすべきかどうかも迅速に解決せねばならない」と指摘。また、「京都の住民の観光客に対する理性的な判断は世界レベルの文化都市の品格を表している」と述べ、「観光客の悪行は、彼らが過ちを認めて日本語で一言謝罪することを分かっていれば、文化的蓄積に富む地元の人々に寛大な気持ちで受け止められる」との考えも示した。(翻訳・編集/野谷)

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