中国での生存記録を更新、実験用ヒツジの「開泰」が人工心臓を埋め込んで3周年
Record China / 2024年5月25日 7時30分
![中国での生存記録を更新、実験用ヒツジの「開泰」が人工心臓を埋め込んで3周年](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/recordchina/recordchina_RC_934213_0-small.jpg)
第3世代心室補助装置「火箭心」を埋め込んだ実験用ヒツジの「開泰」がこのほど、生存3周年を迎え、同様の実験として中国での生存最長記録を更新しました。
第3世代心室補助装置「火箭心(HeartCon、ハートコン)」を埋め込んだ実験用ヒツジの「開泰」がこのほど、生存3周年を迎え、同様の実験として中国での生存最長記録を更新しました。関係者は「開泰」の生存3周年を祝賀するために花輪や風船などを用意して、これからも健康に暮らし続けるよう祝福しました。「開泰」が新たな命を得ていることは、多くの心不全患者にとっての希望であり福音です。
中国北部の天津市にある泰達国際心血管病院は2020年8月から中国全国11カ所の有名病院と共同で、中国初の心室補助装置「火箭心」の埋め込みマルチセンター臨床試験を実施してきました。2021年5月23日からは血液ポンプを埋め込まれたヒツジの状態を観察研究するために、「火箭心」が埋め込まれた「開泰」を通常の状態で飼育してきました。
「開泰」の体内に埋め込まれた血液ポンプの運行状態は3年にわたり良好で、通常の抗凝固対策以外に、その他の治療介入は行われてこなかったとのことです。「開泰」は精神状態も良好です。各生理指標はすべて正常で、溶血指標も合格し、かつ優秀なレベルに達しています。肝機能や腎機能もすべて正常で、感染は発生しておらず、血栓や出血なども発見されていません。
スタッフは、「開泰」を入念に飼育し、適時にサンプルを採取して、「火箭心」に関連する各試験データを正確に記録することで、重症の心不全の治療水準の向上および「火箭心」の向上に積極的な役割を果たしていることになります。(提供/CRI)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【がん治療】欧米で広く取り入れられる、直ちには切らない「監視療法」 日本では国民皆保険制度で手術費用が安く「切りましょう」が基本に
NEWSポストセブン / 2024年6月23日 10時59分
-
会話をしながら「むき出しの脳」よりがんを切除…41歳の新聞記者が命をかけた「覚醒下手術」の壮絶
プレジデントオンライン / 2024年6月17日 8時15分
-
「上級国民コースのがん治療」に翻弄された…「余命数週間」と宣告された43歳エリート男性の"悲しい最期"
プレジデントオンライン / 2024年6月2日 9時15分
-
50代・60代!体がむくむ原因は?食べていないのに体重が増えるときに注意したい病気【医師が解説】
ハルメク365 / 2024年5月29日 21時50分
-
中国の科学者、世界初のブタからヒトへの異種肝移植に成功
Record China / 2024年5月28日 11時40分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)