中国は英国のEV文化革命をリードしたい―英メディア
Record China / 2024年5月31日 9時0分
![写真](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/recordchina/recordchina_RC_934311_0-small.jpg)
28日、環球時報は中国が英国のEV文化革命をリードしようとしているとする英紙タイムズの記事を紹介した。
2024年5月28日、環球時報は、中国が英国の電気自動車(EV)文化革命をリードしようとしているとする、英紙タイムズの27日付文章を紹介する記事を掲載した。
タイムズによると、英国では102車種の電気自動車が販売されており、米テスラを除くほとんどが伝統的なブランドによるもので、ガソリン車よりも20〜25%高価だという。また、航続距離と公共充電網の未整備が依然として深刻なボトルネックとなっており、家計が逼迫している英国市民の間ではEVの普及率が16%程度にとどまり、遅々として高まらない状況にあるという。
業界はこの停滞した状況を新モデルの追加と価格競争により打ち破ることを期待しており、中国ブランド車がその原動力となることを望んでいる。南京金龍の子会社である天美汽車が先日ノースヨークシャー州の展示会でBE11を発表すれば、賽力斯(セレス)も地元の小規模なディーラーグループとSeres 3を発売するための契約を結んだ。小鵬汽車のOmodaや高級サブブランドJaecooも英国のディーラーネットワークと販売契約を結んでいる。
さらに、EV最大手BYD傘下ブランドの仰望もベントレーのモデルと競合し、数万ポンド安いプレミアムスポーツ多目的車U8を英国で発売し、長城汽車傘下ブランドのオーラも英国進出を果たした。
タイムズは、欧州に進出する中国車のほとんどは価格面で優位に立っているものの、いずれも定価で販売していると指摘。自動車業界では、競争が激化して欧米メーカーのEVが値下がりするようになれば、利益率で最も余裕のある中国ブランドはさらに大幅な値下げを実施し、今以上の低価格でEVを提供できるとの見方が広がっていることを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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