北朝鮮が汚物付き風船を散布か、一部はソウルなどに落下＝韓国ネットにはあきれ声「やることが下品」

29日、韓国・中央日報は「北朝鮮が散布したとみられる『汚物風船』が現時点で90個ほど発見された」と伝えた。写真は板門店。

2024年5月29日、韓国・中央日報は「北朝鮮が散布したとみられる『汚物風船』が現時点で90個ほど発見された」と伝えた。

韓国軍消息筋によると、北朝鮮が飛ばしたとみられる風船約90個がソウルなどで確認された。一部は地面に落下し、残りはまだ空中に浮いている状態だという。

軍は警察と共に、落下した風船の回収作業を行っている。回収された風船には、人ぷんとみられる汚物の入った袋が結び付けられていた。韓国向け宣伝ビラの有無については確認中だという。

合同参謀本部は、風船を見つけても触れずに通報することを住民らに呼び掛けている。

北朝鮮は26日、韓国の脱北者団体が北朝鮮に向けてビラを飛ばしていることに対抗するとして「数多くの紙くずと汚物が近く散布されるだろう」と予告していた。

北朝鮮は16年にも、汚物の入った袋が付いた風船を韓国に飛ばしている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「やることが下品」「幼稚すぎる」「正常じゃない。これが政府という集団のすること？」などあきれた様子の声が寄せられている。また「人ぷんはフェイクで、風船の中に炭疽菌が入っていたらどうするのか。軍事境界線を超えないよう撃墜するべきだった」と指摘する声も。

その他「文在寅（ムン・ジェイン）前大統領の送った金がなくなったから人ぷん爆弾。今までのミサイルは文前大統領が造ってあげていたということだ」「米や金をさんざん送ってあげて、返ってきたのは人ぷん爆弾。情けないな」「全て回収して文前大統領の自宅に届けよう」など、前政権を批判する声も数多く見られた。（翻訳・編集/堂本）