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配車サービスが8分遅刻したため飛行機に乗り遅れた女性、飛行機代の全額賠償求める―中国

Record China / 2024年6月7日 22時0分

配車サービスが8分遅刻したため飛行機に乗り遅れた女性、飛行機代の全額賠償求める―中国

4日、中国メディア・新黄河は、上海市で配車サービスの到着が8分遅れたため飛行機に乗り遅れたとして市民が運営業者に対しチケット変更代全額の賠償を求めたことが物議を醸したと報じた。資料写真。

2024年6月4日、中国メディア・新黄河は、上海市で配車サービスの到着が8分遅れたため飛行機に乗り遅れたとして市民が運営業者に対しチケット変更代全額の賠償を求めたことが物議を醸したと報じた。

記事によると、ある女性が先日、上海市内で配車サービスを予約した。午後6時40分出発の飛行機に乗るため、空港までタクシーで10分ほどの場所にある自宅で5時40分に配車を予約したが、ドライバーが道に不慣れだったため予定より8分遅い5時48分に女性をピックアップした。空港には5時56分に到着したが、搭乗手続きは5時55分に締め切られたため女性はこの便に乗り遅れ、2400元(約5万円)を支払って別の便を予約せざるを得なかったという。

女性は飛行機の利用に慣れていたこと、自宅が空港から近いこともあって「5分前に空港に着けば十分にチェックインに間に合う」と考えており、チェックインできなかったのはドライバーが5時40分にピックアップするという契約に反したことが原因で、サービス運営業者とドライバーが共同でチケット代を賠償すべきだと主張した。

女性のクレームに対し、運営業者は18元(約390円)の輸送料金の返却と100元(約2100円)の補償を申し出る一方で、チケット代の全額支払いは拒否した。両者は交渉を行っているが、今なお合意には至っていないという。

上海市長寧区消費者権益保護委員会はこの件について「ドライバーの遅刻により乗客が飛行機に乗り遅れたため、ドライバーには違約責任がある。また運営業者は配車情報サービス提供者として、ドライバーが負うべき賠償に対し、一定の補償を行うことができる。一方で、乗客にも時間の余裕を確保しなかったという問題がある。国内線は出発45分前に搭乗手続きを終了し、通常は90分前に空港に到着するよう推奨されている。締め切りまでわずか5分の余裕を持たせないというのは、紛れもなく『エクストリーム搭乗』である」とし、民法典の規定に沿って女性も一定の責任を負う必要があるとの認識を示した。

記事によると、ネットユーザーの見方はまちまちで、「自分自身のスケジューリングに問題があり、ドライバーを恨むべきではない」との意見が出る一方で、「時間が予約されているのに遅刻するというのは、サービス意識が足りないことの表れではないか」といった声も見られたという。(翻訳・編集/川尻)

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