ドローンでチョモランマ越え？高度6000メートルでの輸送能力試験を実施―中国

中国の民間用運搬ドローンがチョモランマ峰南斜面の標高5300メートルから6000メートルの空域で初の往復輸送試験を実施しました。写真はチョモランマ。

中国の民間用運搬ドローンがチョモランマ峰南斜面の標高5300メートルから6000メートルの空域で5日まで初の往復輸送試験を実施して、中国の民間用ドローンとして最高高度の輸送記録を樹立しました。

今回の試験では1週間をかけて、物資運搬ドローンとして開発されたDJI FlyCart 30を投入して、高高度飛行や輸送能力の試験を行い、さらにホバリングや無積載飛行および積載飛行の高地適応性についての有効な検証を行いました。

試験結果としては、この民間用ドローンのチョモランマ地区での飛行高度は最大で6191．8メートルに達し、標高6000メートルの空域で15キロの荷重を安定して搭載することができました。今回の実証では、今後の大規模化や常態使用に向けての貴重な信頼性の高い経験を蓄積することができました。（提供/CRI）