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TSMCはドイツで競争力のある賃金を払えるのか?―中国メディア

Record China / 2024年6月13日 5時0分

TSMCはドイツで競争力のある賃金を払えるのか?―中国メディア

11日、参考消息網はドイツ東部ドレスデンに新工場建設を計画しているTSMCについて専門家の見方を紹介した。写真はドイツ国旗。

2024年6月11日、中国メディアの参考消息網は、TSMCがドイツ東部ザクセン州の大都市ドレスデンに建設予定の半導体工場について、今年第4四半期(10~12月)に着工予定であると公表したことについて、専門家を取材した。

記事は初めに台湾メディアの「中時新聞網」の報道を引用し、「TSMCは外部から懸念されている人手不足とドイツ労働総連盟(DGB)の圧力について、ドイツを含むEU加盟国出身の従業員の雇用と招聘(しょうへい)に力を入れており、台湾出身の同僚との文化を超えた協力の機会をつくり出せるよう努力している」と伝えた。

記事は続いて、ザクセン州の半導体協会「シリコン・サクソニー」の顧問、トルステン・ティーメ博士(Dr.Torsten Thieme)を取材。同氏は取材に対し、「人手不足は重要ではない。DGBが気にしているのは、TSMCが払える賃金額だ。それこそがTSMCにとっての最大の挑戦だ」と指摘し、「個人的な経験からいえば、インフィニオン・テクノロジーズやボッシュ、TSMCには競争力のある賃金を出す力があるはず。ドレスデンのメーターのメーカーが同業他社の倍の給料を出したところ、人手不足を解消できた例がある。TSMCも同様のことができるはず」と語った。

記事によると、TSMCのドイツ新工場は27年完成を予定しているという。また、ドイツの半導体業界関係者は10日に独ベルリンで開催された半導体フォーラムで、「現地の半導体サプライチェーンには大きな挑戦が待っている。台湾の半導体サプライチェーンに関わるメーカーの設備投資を歓迎するとともに、最近選挙が行われたばかりの欧州議会で今後さまざまな海外からの投資を呼び込む助けとなる法案が提出され、欧州のチップ自給率を2割にまで引き上げることを期待する」と述べた。(翻訳・編集/原邦之)

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