夏季の種まき期に干ばつ発生、各地で農作業の進行保障する水確保―中国

中国の一部地域では種まきに不利な干ばつが発生しています。

中国農業農村部の最新調査によると、全国で11日までに夏季の種まき作業は全体の4割超が完了し、最盛期を迎えたとのことです。しかし最近になり、黄河と淮河流域では晴天が続いて土壌の水分損失が速く、一部地域では種まきに不利な干ばつが発生しています。そのため農業農村部は第4レベルの干ばつ緊急対応を発動ました。各地方は干ばつの進行状況を綿密に監視し、あらゆる方法を講じて水を手配し、人工降雨を適時に実施し、干ばつ対策に全力を尽くして種まきの最適期を逃さず作付け量を確保する努力をしています。

最近では山東省や河南省などで、さまざまな程度の局地的干ばつが発生しています。現地では夏の収穫や夏の種まきが順調に進むことを確保するために、多くの措置を講じて水の手配を強化し、農業灌漑の需要を保障しています。

山東省臨沂市沂水県では、それぞれの郷や鎮などの水利施設を中心に水の供給の手配を強化し、農作物の灌漑（かんがい）を保障しています。臨沂市は干ばつによる影響を全面的に緩和するため、水の調達の統一管理を強化し、河川の上流から下流に向けて階段状に構築された貯水システムの利点を生かしています。現在までに大型ダム5基、中型ダム15基および一部の小型ダムが前後して放水を開始したとのことです。（提供/CRI）