中国とロシアは月面に何を建てようとしているのか―米メディア
Record China / 2024年6月20日 6時0分
![中国とロシアは月面に何を建てようとしているのか―米メディア](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/recordchina/recordchina_RC_935505_0-small.jpg)
18日、環球時報は「中国とロシアは月に何を建てようとしているのか」と題した米メディアの文章を紹介した。資料写真。
2024年6月18日、環球時報は「中国とロシアは月に何を建てようとしているのか」と題した米メディアの文章を紹介する記事を掲載した。
記事は、米誌フォーブスのロシア語版サイトに掲載された16日付文章を紹介。文章は、ロシアのプーチン大統領がこのほど中国との国際月研究ステーション建設協力に関する協定を承認する法律に署名したとし、国際月研究ステーションは、月の表面または軌道上に建設され、長期間にわたって自律的に運用される総合的な科学実験基地となる計画だと伝えた。
そして、建設の第一段階として今後ステーションの「場所選び」が進められる見込みで、ロシアは26年に月面探査機「ルナ26」を打ち上げて月の極地の土壌サンプルを採取し、中国も26年ごろに月面探査機「嫦娥7号」を打ち上げて月の南極資源を探査する計画を立てており、これらの成果がステーションの立地選定に活用されることになるとした。
一方で、ステーション建設実現には種々の困難が待ち受けていることも指摘。まず、昨年ロシアの月面探査機「ルナ25号」が月面に墜落したように、今なお月面着陸のリスクは高いため、安全で正確な技術装置を作る必要があるとした。また、月での大規模な建設作業には重い物資の輸送が必要であり、そのためには超重量級のロケット建造も必須だと伝えた。
さらに、ステーションの建設を可能な限り自動化するために遠隔操作が可能な技術装置を開発する必要があること、ステーションは人間が長期的に居住することを目的としたものではないものの、それでも空気、水、エネルギー、通信、ナビゲーションシステムなどが必要であり、月面でゼロからインフラを構築しなければならないことなども挙げ、前例のないプロジェクトになるとした。
文章は、両国が月研究ステーションを建設する目的について、現状で大雑把にしか把握できていない月の鉱物や地質構造、内部構造などの探査を進めること、月の表面から天体観測を実施し、月に近い宇宙空間を探査すること、そして月を生物学や物理学、化学などの実験を行うプラットフォームとすることを挙げた。(翻訳・編集/川尻)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「資源探査車」「太陽探査機」…韓国モデル、宇宙科学の国際イベントで披露
KOREA WAVE / 2024年7月21日 12時0分
-
JAXAなど、超小型衛星用宇宙推進システムの理論モデルの構築に成功
マイナビニュース / 2024年7月1日 16時18分
-
月裏側の土壌サンプルの回収に世界で初めて成功=大連・夏季ダボス会議に世界各国から1600人
Record China / 2024年6月30日 7時0分
-
NASAが2030年で運用を終えるISSの軌道離脱用宇宙機開発でスペースXと契約
sorae.jp / 2024年6月27日 17時35分
-
探査機帰還、月の裏側で試料採取 中国、宇宙開発で主導権狙う
共同通信 / 2024年6月25日 16時42分
ランキング
-
1仏、日本引き渡しに反対=反捕鯨の容疑者
時事通信 / 2024年7月23日 22時41分
-
2「トランプ氏は朝米関係に未練」と北朝鮮が論評 「親交誇示も肯定的変化なし」と主張
産経ニュース / 2024年7月23日 18時50分
-
3トランプ氏銃撃、大統領警護隊トップが辞任 「最大の失敗」と認める 米メディア
産経ニュース / 2024年7月23日 23時49分
-
4仏女優バルドーさん、反捕鯨団体創設者の拘束で日本を批判 「彼を助けねばならない」
産経ニュース / 2024年7月23日 12時33分
-
5イオン日本人駐在員の審理始まる ミャンマー
日テレNEWS NNN / 2024年7月23日 22時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)