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「リスクある人は日本への渡航避けた方がいい」と中国専門家、“人食いバクテリア”感染拡大で

Record China / 2024年6月19日 11時0分

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19日、中国新聞社は、「人食いバクテリア」と呼ばれる劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者数が日本で増えていることについて、高リスク群は渡航を控えるべきとする専門家の意見を紹介する記事を掲載した。

2024年6月19日、中国メディア・中国新聞社の微博(ウェイボー)アカウント「国是直通車」は、「人食いバクテリア」と呼ばれる劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者数が日本で増えていることについて、高リスク群は渡航を控えるべきとする専門家の意見を紹介する記事を掲載した。

記事は、「人食いバクテリア」の患者が日本で今年に入って急増し、すでに1000人の罹患(りかん)報告があったと紹介。致死率は約30%と紹介するとともに、現在のところ患者が急増した原因が分かっていないと伝えた。

そして、南方医科大学公共衛生学院生物安全研究センターの趙衛(ジャオ・ウェイ)主任が劇症型溶血性レンサ球菌感染症について、主に接触や飛沫(ひまつ)により感染し、通常は無症状であるものの、まれに血液や筋肉などの組織に入り込み、発熱や寒気を引き起こすほか、ごくまれにショック症状が起き多臓器不全や手足の壊死が生じる恐れもあると説明したことを紹介した。

また、北京清華長庚医院感染症疾病科の林明貴(リン・ミングイ)主任は「人食いバクテリア」に一定の薬物耐性が備わっている可能性があること、人体に侵入して重症化すると急激に症状が悪化することを指摘するとともに、中国国内での感染リスクに備えると同時に「日本を旅行する人は良好な衛生習慣を保ち、リスク因子を持っている人は当面日本に行かないことがベスト」との見解を示したとしている。

林主任はさらに、現状では患者の大部分が65歳以上の高齢者や、傷口あるいは皮膚に潰瘍がある人であり、身体に問題がなく皮膚の破損や基礎疾患がない若い人が感染する確率は低いため、手洗いなどの基本的な感染予防が大切と指摘した。

この件について、中国のネットユーザーは「バイオ兵器戦の始まりか?」「日本に行きたい人は行けばいいが、帰ってこないでくれ」「国内にいるのが一番安全」「こんなの日常的に存在する菌じゃないか」「菌が変異して人を食べるようになったのかと思った」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻)

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