1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

中国の17歳バドミントン有望選手が国際大会の試合中に死亡、救命処置に疑問の声

Record China / 2024年7月3日 18時20分

中国の17歳バドミントン有望選手が国際大会の試合中に死亡、救命処置に疑問の声

中国の17歳バドミントン有望選手が国際大会の試合中に死亡したことについて、救命処置に疑問の声が上がっています。写真は優勝を決めた後に張選手のユニホームを持って表彰台に上がる中国代表チーム。

バドミントン男子の中国人の張志傑選手が6月30日、インドネシアのジョグジャカルタで行われていた「2024バドミントン・アジア・ジュニア選手権」の試合中に突然倒れました。張選手は地元の病院に搬送されましたが、同日中に死亡しました。17歳でした。

張選手は2007年1月30日生まれで、2023年中国全国青年バドミントン選手権大会では乙組男子シングルスで優勝し、男子団体でも優勝した有望な選手でした。張選手は6月30日夜の団体戦1次リーグの男子シングルスで日本の川野寿真選手との試合中に突然倒れて痙攣(けいれん)しました。

張選手が倒れてから主催側の医療スタッフに担架で担がれるまでの全過程が中継されました。遺族や専門家、ファンは、医療チームは人の生死を左右する救命時間帯である「黄金の4分間」を逃したのではないかと疑問視し、特に医療チームは審判の許可なしに入場できないとする試合ルールが、強く非難されることになりました。インドネシアバドミントン協会は、選手がただちに治療を受けることができるよう世界バドミントン連盟(BWF)に規則の改正を申請しました。

中国代表の監督は張選手がコート上で倒れた際にただちに競技場に入ろうとしましたが、主審は許しませんでした。このことで、監督が張選手の状況を調べるチャンスが失われてしまい、主催側の医療チームの入場を待つしかありませんでした。中継の映像からは、医療チームが自動体外除細動器(AED)を携帯しておらず、心肺蘇生術などの救急措置も実施していなかったことが分かります。アジアバドミントン連盟とインドネシアバドミントン協会は2分も経過しないうちに救急車で病院に運ばれたと強調していますが、病院に到着するまでに10分がかかりました。それまで救命処置が行われていなければ、「黄金の4分間」がみすみす失われてしまったことになります。

動画を見た多くの専門家は、心臓性ショックによる突然死の可能性が高いと見ています。中国浙江大学第二付属病院救急外来の盧驍医師は、「このような若い選手が突然死し、その前には鮮明な痙攣があった。救命の鍵は医療スタッフなどがただちに状況を判断して、現場で心肺を蘇生させることだった。患者を担架に乗せて運ぶのではなく、自動体外除細動器(AED)を用いて除細動することだった。病院への搬送を患者の意識が回復してからにしていれば、助かる確率は大きくなった」との考えを示しました。(提供/CRI)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください