中国の貨物自動車、カスピ海横断輸送を初めて実現

カザフスタンでは現地時間3日、カスピ海を横断する中欧直通高速輸送の開通式典が開催されました。資料写真。

カザフスタンでは現地時間3日、カスピ海を横断する中欧直通高速輸送の開通式典が開催されました。交通運輸部によりますと、貨物自動車16台から成る中国の輸送チームは6月26日、新疆ウイグル自治区の通関地ホルゴス（霍爾果斯）を出発し、カザフスタンのアルマトイ市、アラルスク市、クリサレ市を経てクリク港に到着し、カザフスタンから出発した貨物自動車10台と共にカスピ海横断フェリーに乗り、ローロー船でアゼルバイジャンのバクー港に輸送され、グルジア、トルコなどに向かいます。中国の貨物自動車の最長走行距離は約4800キロで、中国のホルゴスから目的地の国までは8～11日ほどかかります。

中国交通運輸部運輸サービス司の担当者によりますと、今回輸送される貨物は主に長江デルタや珠江デルタ地域で製造された風力発電機の部品や電子商品です。

中欧カスピ海横断直通高速輸送ルートの開通により、カスピ海を横断してユーラシア大陸をつなぐ初めての輸送ルートが構築されました。これにより、中国・欧州間のカスピ海横断道路輸送ルートが貫通し、中国の貨物自動車がカザフスタン経由で欧州に到着することが初めて実現します。（提供/CRI）