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1日で1200トンのごみを「食う」工場―中国

Record China / 2024年7月8日 5時0分

1日で1200トンのごみを「食う」工場―中国

光大環保能源(のごみクレーン制御室では、1万3000トンのごみを収容できる巨大ごみ倉庫が眼前に広がり、2台のグラブバケットがごみをつかみ焼却炉の投入口から投入していた。

私たちが日常的に捨てているごみはどこに行くのか。光大環保能源(吉安)(以下「光大」)のごみクレーン制御室では、1万3000トンのごみを収容できる巨大ごみ倉庫が眼前に広がり、2台のグラブバケットがごみをつかみ焼却炉の投入口から投入していた。「質の高い発展の調査研究」江西省テーマ取材イベントで、吉安市井岡山経済開発区を訪れた。現地企業はいかにしてごみを宝にし、焼却によりグリーン電力を生み出し、ゼロ埋め立てを実現しているかを探った。人民日報アプリが伝えた。

光大の許鵬(シュー・ポン)社長は、「作業中は完全に負圧の状態にしているため、ごみの山の近くでも嫌な臭いはまったくしない」と説明した。


生活ごみ末端処置は生活ごみ処理の最終プロセスであり、非常に重要だ。従来的な埋め立てでは土地資源が浪費されるだけでなく、環境汚染の原因にもなる。焼却により、1トンの生活ごみの容積を95%減らすことができる。高温焼却中に生まれる燃焼熱は発電に使用できる。ごみを処理するとともに、電気エネルギーも生み出される。

光大の中央制御室では、炉内の温度と環境保護排出指標をリアルタイムでモニタリングする作業員。 許氏は「燃焼により生じる二酸化硫黄、塩化水素、窒素酸化物などのガスは複数の工程を経てすべて処理される。廃ガス排出は完全に国家基準を満たす。一方で、ごみ発酵で生じる汚水と焼却後のスラグにも行き先がある。汚水は汚水処理場で処理され、最終的にすべてリサイクルされる。川下企業はスラグの破砕洗浄・選別を行い、二次利用のために非鉄金属を抽出する。さらに建材になるものもある」と述べた。


光大は現在、1日当たり600トンの機械式火格子焼却炉を2基、25MW蒸気タービン発電機を1基保有する。毎日生活ごみを1200トン焼却でき、発電した電力で200万人以上の人口にサービスを提供することができる。6月までに生活ごみを累計188万4000トン処理し、7億4400万kWhのグリーン電力を提供し、二酸化炭素排出を75万3600トン削減している。許氏は「悩ましい生活ごみ、生ごみ、作物の茎といった固体廃棄物はすでに、われわれの発電企業の『人気者』になっている。ごみを最大限利用し、廃棄物を宝に変え、グリーンエネルギーに変える」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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