新疆ウルムチ、国産トマト収穫機を量産化―中国メディア

新疆ウイグル自治区ウルムチ市で国産トマト収穫機が量産化されている。

第8回中国・ユーラシア博覧会の開催期間中に、新疆ウイグル自治区ウルムチ市国際会展センターの屋外展示エリアで、鮮やかなオレンジ色に塗装された1台の国産トマト収穫機が広く注目を集めた。科技日報が伝えた。

鉄建重工新疆有限公司が独自に研究開発し製造したトマト収穫機が、このほど烏魯木斉で量産化を実現し、第1弾となる製品が引き渡された。上述した製品はその一つだ。国産トマト収穫機はトマトを1時間当たり80トン収穫するとともに、農業用フィルムがからみつくといった難題を解決できる。全体的な技術指標は世界の同類製品の中でも先進的な水準に達している。これは間もなく訪れる新疆のトマト収穫シーズンで、国産の機械が大活躍することを示している。

新疆は中国最大のトマト生産地だ。中国市場のトマト収穫機は長期的に輸入に依存しており、販売価格が高くメンテナンスサービスに時間がかかるといった問題を抱えていた。トマト収穫機市場が海外企業に長期的に独占される状況に対し、鉄建重工新疆有限公司は綿摘み機や飼料収穫機などの先端農機をベースに、1年以上の持続的な科学研究開発を経て、独自の知的財産権を持つ国産トマト収穫機の開発に成功した。この農機は収穫効率が高いように設計され、畑での最高作業速度は1時間当たり9000mに達する。最大荷下ろし高さは4．2m、収穫幅は1．35-1．65mで、中国の圧倒的多数の栽培幅のトマトの収穫に適している。農機にはさらに北斗測位システムなどのスマート化設備が搭載されており、操作がより正確で便利になっている。（提供/人民網日本語版・編集/YF）