韓国男性アイドルがD＆Gショーでの人種差別騒動を否定＝韓国ネット「誰が見ても冷遇」

8日、韓国・中央日報によると、人気ボーイズグループ「ATEEZ」のメンバー・サンが、高級ブランド「ドルチェ＆ガッバーナ」のショーで人種差別を受けたという疑惑を否定した。写真はATEEZのサン。

2024年7月8日、韓国・中央日報によると、人気ボーイズグループ「ATEEZ（エイティーズ）」のメンバー・サンが、高級ブランド「ドルチェ＆ガッバーナ」のショーで人種差別を受けたという疑惑を否定した。

サンはイタリアで現地時間2日に行われたドルチェ＆ガッバーナのショーに参加。ショーを観覧する際、サンだけがクッションのない所に座っていたこと、他の男性たちがスーツ姿の中、1人だけ難解なデザインの衣装を着ていたことから、「東洋人差別ではないか」という声が上がっていた。

サンは8日にSNSでライブ配信を行い、衣装について「ブランドが用意してくれた10着の衣装のうち一番気に入った。オートクチュールのショーだということを考えて、（この衣装に）挑戦してみたいと思った」「モダンアートのようでカッコいい衣装だと思った」と語り、「東洋人にだけジェンダーレスルックを提供した」という説を否定した。

観覧席にクッションがなかった件については、「進んであの場所に座った」「隣に座っていた人が大柄で、自分も体が大きい方なので、狭い所に座って申し訳なく思い、少し浅く腰掛けるようにしていただけ」と説明した。

サンは「たびたび（人種差別という）誤解が生じるようで悲しい。そんなことは全くなかった」「一生記憶に残るであろう思い出を持って帰ってきたため、誤解がないように申し上げておく。絶対にそのようなことはなかった。誤解禁止」と改めて否定。むしろ関係者からはとてもよくしてもらったと明かしたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「誰が見ても冷遇されてたし、このブランドはこれまでにも人種差別をやらかしている」「ショーに出演するのでもないのに、こんな衣装を渡すのは人種差別でしょ。スーツ姿の白人男性の隣に、ばかげた格好の東洋人」「人種差別じゃないと言うには、衣装にもクッションにも違和感があり過ぎる」「この服は何？。ぱっと見て明らかに1人だけ奇妙じゃないか」「見ているこっちが恥ずかしくなる」などの声が寄せられている。

その他「本人が否定しているのだから、それでいい」「本人が否定しているのに騒ぐなんておせっかいも甚だしい」「人種差別ではないと思うけどかわいそうに見える」「服を見るセンスがその程度なら、もうショーに出席しない方がいいと思う」といったコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）