中国初の漁業大規模AIモデルが発表
Record China / 2024年7月10日 13時30分
中国初の漁業大規模AIモデルである「范蠡大規模モデル1.0」がこのほど発表された。
中国農業大学が6日に明らかにしたところによると、中国初の漁業大規模AIモデルである「范蠡大規模モデル1.0」がこのほど発表された。科技日報が伝えた。
ユーザーは「質問してください」「聞いてください」「見てください」「決定してください」の四つのモジュールにより、同モデルにさまざまな質問をすることができる。データによると、同モデルは漁業従事者、管理・経営者、政府の意思決定機関により正確でより全面的な人工知能(AI)サポートを提供することになる。
同モデルは国家デジタル漁業イノベーションセンター長を務める中国農業大学情報・電気工程学院教授の李道亮(リー・ダオリアン)氏が率いるチームが中国聯通、中国電信、中国移動の3社の通信事業者および関連する水産大学・科学研究機関と共同で研究開発したものだ。
李氏は、「同モデルは27種の魚介類主要養殖品種の水産関連テキストを中心に、画像、音声、動画などのマルチモードデータの補完により、大規模な漁業専門知識コーパスを形成した。同モデルはディープラーニングアーキテクチャと複数の技術により、漁業のマルチモードデータの収集、クリーニング、抽出、統合を実現し、豊富な漁業・養殖知識を生成するほか、水、餌、病気、管理など多面的な予測、分析、意思決定が実現可能だ」と述べた。
魚類の健康状況と体重の異常を正確にモニタリング・評価するためには時間と労力がかかる上、魚類を傷つける可能性もある。そのため、研究開発チームはコンピュータビジョン技術に基づく魚類体重推計モデルを開発した。コンピュータビジョンにより水中の魚類の画像をリアルタイムでキャッチし、深層ニューラルネットワークアルゴリズムを最適化・構築し、画像中のターゲットとなる魚類の計測と測位を自動で遂行する。さらには形、色、模様など複数の特徴を抽出し、非接触の方法で魚類の体重をリアルタイムで正確に計算する。それと同時に成長及び健康状況のモニタリングと計算を行い、餌やり、水環境、エネルギー消費最適化制御にデータサポートを提供する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
果物から海の幸まで…「食卓のSDGs」で注目される企業3社はココだ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月15日 9時26分
-
河北省唐山市、養殖業のスマートトランスフォーメーションを持続的に推進―中国
Record China / 2024年7月11日 18時30分
-
ウミトロン、水産養殖の生産・コスト管理サービス「UMITRON FARM」の提供を年間6万円で開始
PR TIMES / 2024年6月26日 13時45分
-
ついに「近大マグロ」より味もコスパも良いマグロが登場か…養殖魚の大学間開発競争と「愛媛大スマ」の実力
プレジデントオンライン / 2024年6月25日 10時15分
-
なぜ北の魚サケが香川の特産品に? 「ご当地サーモン」が養殖率の低い日本漁業で起爆剤と期待されるワケ
プレジデントオンライン / 2024年6月23日 10時15分
ランキング
-
1申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
-
2「再配達は有料に」 ドライバーの本音は
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月17日 6時40分
-
3大谷翔平の新居「晒すメディア」なぜ叩かれるのか スターや芸能人の個人情報への向き合い方の変遷
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 20時40分
-
4「380円のデザートを10人で分けて…」“ラーメン屋でラーメンを頼まない”ヤバい客の実態を店主のプロレスラーが赤裸々証言
文春オンライン / 2024年7月17日 11時0分
-
5リーマンショックで〈全財産1,100万円〉をわずか1ヵ月で失った後、4年で復活を遂げた〈億トレーダー〉が徹底している「守りの資金管理」とは
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月17日 11時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください