世界初の等身大汎用人型ロボットが世界人工知能大会でお目見え―中国
Record China / 2024年7月10日 11時20分
上海万博センターで開催された「2024世界人工知能大会・人工知能世界ガバナンスハイレベル会議」で、中国初の等身大汎用人型ロボットのパブリックバージョン「青龍」が発表されました。
上海万博センターで開催された「2024世界人工知能大会・人工知能世界ガバナンスハイレベル会議(WAIC)」では、中国国家地方共同建設人型ロボットイノベーションセンター(以下、「国地センター」)が中国初の等身大汎用人型ロボットのパブリックバージョン「青龍」を発表しました。関連技術はオープンソース化されました。
「青龍」は身長185センチ、体重80キロ、最も大きな関節の最大トルクは400ニュートンメートル、演算能力は400Tops(1秒間に400兆回の演算を実行)です。全身で43カ所の主動自由度があり、現在のところ人型ロボットのハードウェア設計水準としての最高峰を実現しました。
「青龍」はまた、機動性の高い下肢歩行機能と軽量で高精度の上肢作業機能を備えており、迅速な歩行、敏捷な障害物回避、安定した上り坂と下り坂の移動、衝撃と干渉に耐えることなどの四大運動機能を備えており、汎用人工知能ソフトウェアとハードウェア開発の理想的なキャリアです。
国地センターは、工業情報化部と上海市政府の共同承認により、2024年5月に上海市浦東区に設立された人型ロボット分野における中国初の公共プラットフォームです。国地センターは年内に、面積500平方メートルで人型ロボット100体のスマートトレーニングを同時に実施できる施設を浦東新区の張江で稼働させます。2027年までには1000体以上の人型ロボットを収容できるスマートトレーニング施設を建設し、さまざまな現実のシナリオで人形ロボットの応用を実現し、多くの業界に現実の価値をもたらすことを実現します。
国地センターはさらに、世界初の等身大人型ロボットのオープンソースコミュニティープラットフォームのOpenLoong(オープンルーン)を構築し、世界の開発者、研究者、人型ロボットの愛好家に向けて、全面的かつ深い理解に役立つリソースライブラリーを提供し、知識と技術を共有することで、人型ロボット技術の発展を加速し、各分野での幅広い応用を推進します。
現在までに上海交通大学、復旦大学、上海電気、中国の先端技術スタートアップ企業である上海傅利葉智能科技(上海フーリエ・インテリジェンス)など多くの一流大学や新型研究開発機関、有名企業がOpenLoong人型ロボットオープンソースコミュニティーに加入し、人型ロボットオープンソースを共同で体系的に構築しています。(提供/CRI)
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