中国初の大型閉鎖式インテリジェントコネクテッドカー試験場が間もなく稼働

中国自動車技術研究センター有限公司は8日、中国初の大型閉鎖式インテリジェントコネクテッドカー試験場である長江デルタ（塩城）インテリジェントコネクテッドカー試験場が16日に正式に稼働すると発表しました。

中国自動車技術研究センター有限公司は8日、中国初の大型閉鎖式インテリジェントコネクテッドカー試験場である長江デルタ（塩城）インテリジェントコネクテッドカー試験場が16日に正式に稼働すると発表しました。

この試験場は15億元（約332億円）が投資され、インテリジェントコネクテッドカーと自動運転自動車の研究開発時の試験専用の大型総合閉鎖式試験場です。

同試験場におけるインテリジェントコネクテッドトンネルは世界初であり、閉鎖された自動車試験場内に建設された唯一のリアルなトンネルのシーンでもあります。トンネルは長さが840メートル、双方向4車線、深さは地下13メートルに達し、埋設部分はS型カーブをして長さが350メートルに達し、地下分流と地下合流ランプウェイが設置され、インテリジェントコネクテッドカーの実際のトンネルシーンにおけるすべてのテスト需要が満たされます。また、GPS測位信号がなく、そして通信ネットワークの信号が遮蔽（しゃへい）されている場合にもインテリジェントコネクテッドカーの感知、計算、意思決定、実行などの機能をテストすることができます。

インテリジェントコネクテッド多車線性能道路の直線区間は長さが2100メートル、幅24メートル、6車線に達し、最高試験速度は時速160キロに達することができます。このテスト道路はインテリジェントコネクテッド高速環状道路と組み合わせて10車線に達することができます。さらに、設計時には将来の飛行自動車のテスト要求も考慮され、汎用性航空機のテストにも使用できるということです。

そのほか、インテリジェントコネクテッド都市街区の面積は約66万平方メートルで、都市シーンシミュレーションエリア、農村シーンシミュレーションエリア、気象シーンシミュレーションエリアの三つの機能テストエリアが含まれています。最新の通信感知一体型5G-A通信ネットワーク基地局および大量の路肩感知装置とエッジコンピューティング設備が配置されています。これは異なる道路の高速・中速・低速などの複雑な状況に置かれる自動車ユーザーの衝突テスト、異なる気象環境下の自動運転テストおよび自動車と道路協力機能テストなどに対応することができます。（提供/CRI）