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中仏天文衛星、ガンマ線バーストを多数検出

Record China / 2024年7月10日 13時20分

中仏天文衛星、ガンマ線バーストを多数検出

中国科学院によりますと、6月22日に打ち上げられた中仏天文衛星がこのほど、ガンマ線バーストを多数検出しました。

中国科学院によりますと、6月22日に打ち上げられた中仏天文衛星がこのほど、ガンマ線バーストを多数検出しました。

中仏天文衛星に搭載されたガンマ線モニターは6月24日に稼働し、軌道上でテストを行い、同27日に初のガンマ線バーストの検出に成功しました。これは中仏天文衛星の軌道上における初の科学探査成果です。比較対照したところ、このガンマ線バーストの光度曲線は、中国の創新Xシリーズ技術試験衛星「SATech-01」で観測された結果と同じで、海外のフェルミガンマ線宇宙望遠鏡の観測結果とも一致しました。

中仏天文衛星はさらに、6月29日に第2の、7月2日に第3のガンマ線バーストを検出しました。第1陣の探査結果により、中仏天文衛星のガンマ線バーストに対する高精度トリガー検出能力が十分に検証されました。同衛星に搭載されている中仏共同開発の4台のペイロードはこれまでにいずれも起動テストを終え、ガンマ線バーストグローバル観測ネットワークに3つのガンマ線バースト座標を送信しました。

中仏天文衛星は、中仏共同開発の4台のペイロードを搭載して6月22日に打ち上げられました。中仏両国が宇宙科学分野で展開する重要な国際協力プロジェクトであり、現時点で世界で最も強力なガンマ線バーストに対するマルチバンド総合観測能力を備えた衛星でもあります。同衛星は8月に科学任務観測テストに入る予定です。

ガンマ線バーストは、宇宙のある1点から強いガンマ線が発せられる現象で、ビッグバン以降で最も激しい天体爆発現象でもあり、その数秒間に放射されるエネルギーは太陽の放射エネルギーの100億年分に匹敵します。ガンマ線バーストの探査・研究は、宇宙の起源と進化の歴史などの科学問題の研究に資するものです。(提供/CRI)

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