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都市「ナイトタイムエコノミー」がヒートアップ、24時間書店が人気に―中国

Record China / 2024年7月11日 23時30分

都市「ナイトタイムエコノミー」がヒートアップ、24時間書店が人気に―中国

都市のナイトタイムエコノミーがヒートアップするのに伴い、24時間営業のコンビニエンスストアやスポーツジムなど、天候に左右されない業態が大きな人気を博している。

都市のナイトタイムエコノミーがヒートアップするのに伴い、24時間営業のコンビニエンスストアやスポーツジムなど、天候に左右されない業態が大きな人気を博している。上海市では最近、24時間サービスを打ち出す図書館や書店が増え続けている。

デスクにライト、夏らしい飲み物にお菓子。上海にある思南書局では、50元(約1100円)出せばこんなサービスのついた専用シートを3時間利用できる。市民の徐さんとその友達は夜の社交生活の新たな選択肢として利用している。滴水湖のほとりにある朶雲書院は、コストパフォーマンスの高い「深夜読書デスク」サービスを数量限定で打ち出し、市民の中には4回連続で予約した人がいる。本を読む人の多くは、自分だけの空間があれば、より一層読書に集中できる上、「これまで昼間に本屋をぶらぶらして気ままに本を見ていた時より、夜に明かりを付けて本に向き合う方がセレモニー感がある」という。

思南書局

思南書局

セレモニー感だけでなく、リラックス感も書店が多様な夜の形態を打ち出すようになったきっかけの一つだ。二酉書店の入り口では、ネオンサインにある「酔」の字がことさら目を引く。店内には長いカウンターにレジとバー、カフェバーが設置され、ウイスキーやビールなどのアルコール類、コーヒーなどのドリンク類が提供される。反対側にはジャズピアノの即興演奏などが行われるライブハウスコーナーもある。空間全体にリラックスした癒やしのムードが漂っている。同書店の呉昊(ウー・ハオ)マネージャーは、「当店に来た読者は、ギャップ感のある非日常的な体験を楽しめる」と期待を寄せる。

夜11時半、上海和平公園にある24時間営業の図書館は、依然として明かりがともり、座席の3分の1近くが埋まっていた。この図書館は4月23日のオープン以来、累計で入館者数が延べ33万人に上り、図書利用冊数は12万4000冊に迫った。

思南書局

朶雲書院を展開する上海世紀朶雲文化発展のマーケティング部の王祥(ワン・シアン)マネージャーは、「実店舗の書店の長時間利用では、人件費と運営コストなども課題になる。各店舗の状況に応じて適切な措置を取り、資源を利用してオフライン空間の『複利効果』を高め、ナイトスクール・カリキュラム、コーヒーなどの飲料、クリエーティブグッズのマーケット、社交・娯楽などの業態を組み込み、書店の運営と人気度のフィードバックに役立て、書店に新たな生命力を持たせることが必要だ」と述べた。

朶雲書院

業界関係者は、「市場化された24時間営業の書店を運営するには、ただサービス提供時間を長くすればいいというものではない。コーヒー、お茶、おいしいフードや、深夜の読書会や映画鑑賞など多様なサービスを提供するほか、さらにホールを利用してチームビルディングを引き受けることもでき、さまざまな方法で読者の体験を豊かにしている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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