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マレーシアとタイがBRICS加入へ、背景に現行国際秩序への不満―香港メディア

Record China / 2024年7月15日 9時0分

ただし西側諸国には、例えばタイがBRICSに加盟すれば、中ロなどの意向の影響を受け、西側の貿易相手国の疑念を引き起こし、貿易などに支障が出る可能性もあるとの見方もある。タイと現在のBRICS諸国との貿易額はタイの貿易総額の22%を占め、G7との貿易額の割合は26%であり、タイにとってはいずれも重要な貿易パートナーだ。タイがBRICSに加盟すれば、BRICSと西側先進国の双方をにらみながらの微妙なバランス取りが必要になると考えられる。

BRICSは加盟国の非干渉、平等、相互利益などを謳(うた)っているが、詳細な規約などはなく、加盟については非常に柔軟だ。発足の経緯では、まずブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国が09年に首脳会談を開催した。この時点では前記4カ国の国名の頭文字をとってBRICsとされていた。そして翌10年に南アフリカが加盟したことで、BRICSと書かれるようになった。さらに、23年8月の第15回BRICS首脳会議では、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦が24年1月1日付で加盟することが発表された。ただし、アルゼンチンはBRICSへの加盟申請を撤回し、サウジアラビアは24年1月中旬になり、BRICSには未加盟と発表した。

南アフリカのパンドール国際関係相は24年2月4日、この時までにBRICS加盟への関心を伝えてきた国は34カ国に達すると述べた。(翻訳・編集/如月隼人)

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