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日本の海で36時間漂流した中国人女性が激白(1/2)=「いっそ死のうと頭を海に沈めた」

Record China / 2024年7月17日 20時0分

その場にとどまることができない状況でどのように発見されるのか。いっそ死んだ方がいいのでは、と絶望したこともありました。頭を海に沈めて自分を窒息させようともしました。でも、あっさり死ぬことはできないのだと気付きました。

自分が海の底に沈んで体全体がむくみ、海底生物に飲み込まれるのを想像し、そうはなりたくないと思いました。このまま死んだら、家族や友人は私がまだ死んでいなくてどこかの島に流れ着いて生きているのではないかと思い続けることになる。それは彼らにとって残酷すぎると思ったのです。

9日明け方、岸に明かりはもう見えず、右側は全て山になり、風力発電の風車が見えました。山の方に行けるかと思いましたが、波は私を沖の方へと押していきました。昼頃には、四方にまったく山は見えなくなりました。海しかないはずの左側に目を向けると建物が見え、それもすぐ近くにあるように感じました。しかしそれは、私が生まれて初めて見た蜃気楼(しんきろう)でした。

すると、油のようなにおいがして、3艘(そう)の小型船が見えました。私はそのうちの1艘に向かって大声で助けを求めました。距離は20メートルもありませんでしたが、彼らは私の声が全く聞こえないようでした。3艘はそれぞれ異なる場所で30分ほど停留し、それからまた場所を変えていました。何度叫んでも反応がなく、サンプル調査の無人船か何かかと思いました。

助けられずにがっかりしましたが、船が来るということは自分はまだ日本近海にいてそんなに遠くには流されていないのだと考えました。太平洋の方に流されたら、絶対に見つからない。漂流中に2隻の大型タンカーも見ましたが、あまりに大きすぎて助けを呼んでも誰にも聞こえないだろうと思いました。

ほどなくして、3艘の小型船が別の2艘の船を連れて戻ってきました。私は必死に“Help”と叫び続け、足をバタバタと動かして波を立てて自分が死体ではないことをアピールしました。船は20分ほど止まってからまた去ってしまいました。私を助けに来た船かどうかは分かりませんが、きっとこの情報を伝えてくれるだろうと信じていました。(後編に続く)(翻訳・編集/北田)

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