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在日香港人女性が日本でのパワハラ経験を語る―香港メディア

Record China / 2024年7月17日 18時0分

在日香港人女性が日本でのパワハラ経験を語る―香港メディア

香港メディアの香港01は16日、在日香港人の女性が日本でのアルバイトについて語る動画にネットユーザーから称賛の声が上がったと報じた。資料写真。

香港メディアの香港01は16日、在日香港人の女性が日本でのアルバイトについて語る動画にネットユーザーから称賛の声が上がったと報じた。

この女性は2017年に日本で生活を始めたElaineさんで、「日本でのパワハラを受けた経験」という動画をこのほどユーチューブで公開した。

動画の中でElaineさんは、「私の経験をすべての在日香港人や外国人が経験したわけではない」「私の意図は不満を訴えることではなく、日本で実際にいじめが発生していることをお伝えしたい」と前置きした上で、日本語を学びながら来日1カ月で始めたコンビニエンスストアでのバイトについて語っている。

Elaineさんはそこでの日々を「いじめられた経験で一番ひどかった」と振り返った。日本に来て間もないことや仕事に慣れるまで時間がかかるかもしれないと伝えるElaineさんに、採用面接をした店のオーナーは「自分は外国人をすごく理解している」と応じたという。当初、バイトが順調にいくことを期待したが「それは浅はかだった」とし、いつも残業させられ帰してもらえなかったこと、残業中にオーナーがElaineさんをののしり続けていたこと、いきなりの残業で労働基準法が定める休憩時間が与えられたことはないこと、トイレに行くのにも文句を言われたことなどを明かした。オーナーからはよく「日本語が下手でも採用した。仕事が下手だから残業しなければならない」と言われたという。

Elaineさんはさらに、オーナーが新たに開く予定の店で受けた研修について「給料はない」と言われたことや、後でこのことを話した日本人の友人から「研修も仕事の一部で絶対に給料はある」と聞いて友人と一緒に労働基準法を調べたことを説明した。オーナーは「日本では研修は給料がない」と強く主張したといい、Elaineさんは自身の日本語が下手で「オーナーと議論する能力がまったくなかった。この無力感で傷ついた」とも語っている。

この件はElaineさんが日本語学校の担任に相談したことでオーナーが支払いに応じたが、オーナーは給料を渡しながらElaineさんが学校に相談したことへの文句を言ったほか、Elaineさんの仕事上のミスに関するチェックリストを出して2400円の弁償を求めたという。

Elaineさんはこのオーナーと関わりたくなかったから2400円を払って仕事を辞めたと話し、この件があったことで日本でも自分の権利を守れるよう日本語の勉強を頑張ったと説明。また、「日本で7年以上生活して、日本のほとんどの人は親切だと信じている。外国人を理解しない日本人もいるけどそれは香港も一緒だと思う」「いじめられるかどうか考えるより、もし日本で生活すると決めたら自分から文化を尊重し一歩ずつ理解してください。より良く溶け込むことができる」などと訴えた。

記事はElaineさんの動画に「いじめに遭っても日本にとどまることを選ぶのはとても勇気がいること」などの称賛コメントや、「完璧な国なんて存在しない」「日本には良い面がたくさんあるが、悪い面がないわけではない。過度に美化する必要はない」などの声が寄せられたことを伝えている。(翻訳・編集/野谷)

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