中国の新エネルギー車産業、100万人以上の人材不足

中国の省エネと新エネルギー車に関連する産業は、2025年までに103万人余りの人材不足が見込まれるとのことです。

中国工業情報化部の発表によりますと、中国の省エネと新エネルギー車に関連する産業は、2025年までに103万人余りの人材不足が見込まれるとのことです。新エネルギー車はハイレベルの自動化とインテリジェント化の特徴を備えていることから、従業員の優れた専門知識が求められます。新エネルギー車産業で目下最も歓迎されるポジションは、AIアルゴリズムとソフトウェア開発の人材です。

広東省深セン市にある新エネルギー車用レーザーレーダーを研究開発する専門メーカーの責任者によりますと、今年に入り、関連企業の求人数は例年より明らかに増加してきたとのことです。レーザーレーダーなどのハードウェア、チップ、アルゴリズム、ソフトウェア開発に関連するポジションの求人数はここ2年間で倍増し、とりわけAIアルゴリズムとソフトウェア開発に関連する人材の求人数は明らかに上昇しているとのことです。

工業情報化部のデータによりますと、新エネルギー車関連産業の求人総数は、2025年までに120万人を上回る見込みです。業界関係者は、人材不足は主に研究開発と製造に関連する高度なスキルを持つ人材と、セールス・アフターサービス・メンテナンスに関連するサービス人材に集中しており、うち複合型人材の需要が日増しに差し迫っているとみています。

深センのある人材会社の張蕾副総経理は、雇用市場から見ると、中高級・複合型・若年層の専門人材への需要が特に旺盛だと紹介しました。（提供/CRI）