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フフホト市、計算力でAI発展のチャンスを創出―中国

Record China / 2024年7月24日 9時30分

フフホト市、計算力でAI発展のチャンスを創出―中国

内モンゴル自治区フフホト市は計算力でAI発展のチャンスを創出している。

内モンゴル自治区フフホト市はここ数年、「東数西算」(東部地域のデータを西部地域で保存・計算すること)プロジェクトに積極的に取り組み、ホリンゴルデータセンタークラスターという国家データセンタークラスターを全力で建設しており、ホリンゴル新区で中国移動スマート計算センターなどのデータセンタープロジェクトを32件実施した。計算力産業の急速な発展はフフホト市の経済の質の高い発展に強力な成長分野を生み出しただけでなく、人工知能(AI)の新たな発展の道も切り開いた。新華網が伝えた。

ホリンゴル新区に位置する内モンゴルデジタルエネルギー貯蔵設備製造産業パークで、雲儲新エネルギー科技の高紅(ガオ・ホン)社長はデータセンターの取引先と連絡していた。同社はホリンゴル新区で年間5000台のデータエネルギーキャビンを生産し、年間生産額は約2億5000万元(約53億7500万円)。サーバーとキャビンが続々と使用開始されるようになり、ホリンゴル新区で設置されたサーバーは現在150万台を超えている。

計算力産業の発展において、フフホト市は新エネルギーの強みを計算力の強みに変換することを重視し、現地および内モンゴルの新エネルギー電力をフル活用し、グリーン計算力を構築している。現地はホリンゴル新区で、データセンターへのグリーンエネルギー供給に特化した36万kW太陽光・風力発電プロジェクトを展開した。現在、ホリンゴル新区で稼働開始したデータセンターのグリーン電力使用率は80%を超えている。

フフホト市が推進中の科大訊飛(アイフライテック)「フルシーン」スマート教育プロジェクトが、AI発展の縮図だ。ホリンゴル新区内モンゴル師範大学附属雲谷学校の教室では、教員はいつでも音声によって「スマート黒板」のスリープを解除し、教科書以外の関係知識を呼び出すことができる。「スマート黒板」はさらに作文の添削やスマート化授業録画などの機能も実現している。科大訊飛の内モンゴルエリア引き渡しサービス部ディレクターの鄭成龍(ジョン・チョンロン)氏は、「この製品は黒板を板書のツールから教員のAIアシスタントに格上げしている。これはホリンゴル新区のデータセンターが提供するスマート計算力と切り離せない」と述べた。


フフホト市党委員会副書記で市長の賀海東(ホー・ハイドン)氏は、「われわれはいち早くグリーン計算力とAIを経済・社会発展のあらゆる分野に活用し、社会ガバナンス、産業発展、シーン応用にエンパワーメントする。当市はグリーン計算力をけん引とする新たな質の生産力の発展を加速させ、基礎的なハードウェアをさらに強化し、産業の『肥沃な土壌』を作り、応用の『ブルーオーシャン』を切り開き、グリーン計算で新たな質の未来を描く」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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