中国、1兆元規模の節水産業を育成へ

中国国家発展・改革委員会などの当局は22日、節水産業の発展加速に関する指導意見を発表した。

中国国家発展・改革委員会などの当局は22日、節水産業の発展加速に関する指導意見を発表した。意見は「2027年までに節水産業規模を1兆元（約21兆円）にし、複数の『専精特新（専門化・精密化・特徴化・新規化）』の小巨人企業（高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業）を育成・形成し、企業主体で、市場中心の、イノベーションを原動力とする企業・大学・研究機関・ユーザーが結びつく節水産業発展構造を初期的に構築する。また、2035年までに複数の100億クラスリーディングカンパニーを育成し、節水技術、製品設備製造、管理サービスで国際先進レベルに達し、節水型の生産・生活スタイルを全面的に形成する」と打ち出した。光明日報が伝えた。

意見は、全面節約戦略を実施し、政府の役割と市場メカニズムの協調的な取り組みを堅持し、節水産業市場の需要と供給の効果的な結びつきを推進し、科学技術イノベーションと製品設備の効果的な供給を促進し、節水産業の質の高い発展により水資源節約及び集約利用の水準を持続的に高めることを明確にした。

意見は、厳格な水資源規制を実施すると打ち出した。具体的には、水資源の不足が深刻な地域と地下水が過剰に汲み上げられている地域で高水消費量産業プロジェクトの建設を厳しく制限し、国の産業政策に適合しない水消費量の高い産業プロジェクトの新規建設を禁止し、期限付きで淘汰する。重点分野の節水管理を強化する。入浴、洗車、洗濯、ホテルなどの水消費量の高いサービス業界の水使用を厳しく制限し、水循環、段階的利用を積極的に推進する。節水の法規・基準を健全化し、節水市場メカニズムを改善する。非住民水使用定額超過累進課金および住民生活用水段階別水道料金制度を全面的に実施し、段階的水量を合理的に設定する。（提供/人民網日本語版・編集/YF）