地下鉄で突然停電、スマホの電波なく、乗客は高温と「におい」に耐える―広東省

25日、香港メディア・香港01は、広東省深セン市の地下鉄が突然停電し、エアコンが停止した車内に乗客が閉じ込められるトラブルが発生したと報じた。

2024年7月25日、香港メディア・香港01は、広東省深セン市の地下鉄が突然停電し、エアコンが停止した車内に乗客が閉じ込められるトラブルが発生したと報じた。

記事によると、中国のSNS微博で25日夜「深センの地下鉄が停電した」が突然トレンドワード入りして注目を集めた。停電は地下鉄1号線、5号線、6号線、7号線と複数の路線で発生したようで、拡散した動画には駅のホームが真っ暗になって緊急照明のみが点灯し、駅の出入口では入場制限が行われたのか乗客であふれ返る様子が映っていた。

深セン地下鉄

また、車内では停電によりエアコンがストップして気温が上昇し、汗のにおいが立ち込めたほか、携帯電話の信号も途切れ、外部と連絡が取れない状況になった。駅のエスカレーターやエレベーターも止まり、地上に出るには階段を利用せざるを得なくなったという。具体的にどの程度の時間停電が続いたかは明らかになっていないが、運営会社によるとすでに復旧し、正常運転に戻ったとのことだ。

実際に停電に巻き込まれたとみられるネットユーザーからは「突然停電した。長いこと電車が止まった」「駅の中のエアコンも止まってしまった」「いつもより30分遅く退勤した結果、地下鉄の停電に巻き込まれた。死ぬほど暑かった」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/川尻）