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中国の若者の間で流行する推しのグッズ購入、日本のアニメのポップアップストアも大にぎわい

Record China / 2024年7月30日 6時30分

商品棚を見ると、あるキャラクターのホログラフィックレアカードが1枚39元(約820円)、公式ハンドタオルが1枚119元(約2500円)で売られていた。ポップアップストアがオープンして以来、「不当に高い」という声も多いものの、列に並んで購入する人の姿も数多く見られた。

ポップアップストアのスタッフは、「販売しているのは全て日本のアニメのグッズ。他のショップで販売されている中国アニメのグッズと比べると、確かにかなり高い。でも、中国国内では手に入らないものばかり」と説明し、「一部の商品はすでに売り切れた」という。

「00後(2000年以降生まれ)」の大学生・阿澄さんは半年前からコスプレを始め、「杭州のコスプレイヤーは大体みんな工聯CCのグッズショップに来ている。現実の生活では、仕事や勉強が忙しくて、ストレスが大きい。グッズを購入して自分の推しのキャラクターを身近に置くことで、元気をもらえる」とした。

杭州工聯CCの中国のアニメ「天官賜福」や「羅小黒戦記」などのグッズを販売しているショップ「潮玩星球」の責任者もグッズの大ファンで、「オープンしてから約1年の間に、グッズショップの爆発的成長を目の当たりにした。グッズを購入する若者が今、どんどん増えている。わざわざ遠くからくる客もいる」と話す。

「グッズ購入」がブームとなるにつれて、中国の多くの都市のグッズショップが商業施設や商業エリアに新しい風を吹き込み、新しい観光地となっている場所さえある。例えば、上海市内の道路・南京東路は、2023年にアニメ専門モール「上海百聯ZX創趣場」がオープンしたことで、「中国版秋葉原」となっている。また、湖北省武漢市の「X118」や江蘇省南京市の「水游城」なども、「二次元」ファンの間で一度は行ってみたい「メッカ」となっている。工聯CCがある杭州湖浜商業圏を昨年訪れた人の数は延べ4000万人以上、売上高は165億9000万元(約3484億円)に達した。

サブカルチャーが大衆化し、「二次元」関連商品市場が今、ブルーオーシャンになっている。市場調査会社・艾瑞諮詢(iResearch)の統計によると、2023年の中国の「二次元」業界は前年比27.6%増の2219億元(約4兆6600億円)規模にまで拡大した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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