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冷湖、アジア最大規模の天文観測研究拠点を形成へ―中国

Record China / 2024年7月30日 22時30分

冷湖、アジア最大規模の天文観測研究拠点を形成へ―中国

青海冷湖天文観測研究拠点が現在まで、累計で11の科学研究機関、45台の望遠鏡を導入した。

26日に明らかになったところによると、青海冷湖天文観測研究拠点が現在まで、累計で11の科学研究機関、45台の望遠鏡を導入した。投資総額は30億元(約630億円)近く。「墨子」サーベイ望遠鏡(WFST)などの4台の望遠鏡が科学観測に用いられており、年内には30台以上の望遠鏡が科学観測に投入される見込みで、アジア最大規模の天文観測研究拠点が徐々に形成されている。科技日報が伝えた。

中国共産党海西モンゴル族チベット族自治州党委員会副書記で州長の喬亜群(チアオ・ヤーチュン)氏は当日開かれた記者会見で、「青海省海西モンゴル族チベット族自治州冷湖地区の賽什騰山は標高4200メートルで、一年中涼しく乾燥し空気がきれいで光害がない。良質な夜の晴天率は70%に達し、天文観測に利用可能な日数は毎年300日以上で、その天文観測条件はハワイのマウナケア山頂、南米チリのアタカマ砂漠、スペインのカナリア諸島などの世界一流の大型光学天文観測拠点に匹敵し、東半球で現在天文観測に最も適しているエリアだ」と述べた。

喬氏は、「海西モンゴル族チベット族自治州は近年、国家科学技術発展戦略に自発的に加わり、冷湖天文観測研究拠点が青海省10大国家レベル科学技術イノベーションプラットフォームに組み込まれる有利な契機をしっかりつかみ、政策、資金、基礎要素保証などの面から冷湖天文観測研究拠点の建設を全面的に支援している。累計で11の科学研究機関、45台の望遠鏡を導入した。投資総額は30億元近く。『墨子』サーベイ望遠鏡などの4台の望遠鏡が科学観測に用いられており、落下閎など7台の望遠鏡が調整中だ。中国最大の汎用精密測量望遠鏡が冷湖に設置され、東半球の世界レベル光学天文観測拠点の空白を埋めた」と説明した。

海西モンゴル族チベット族自治州人民代表大会常務委員会副主任で冷湖科学技術イノベーションパーク管理委員会副会長の田才譲(ティエン・ツァイラン)氏によると、「墨子」サーベイ望遠鏡などの4台の望遠鏡が科学観測に用いられており、太陽磁場正確測量に用いられる中赤外線観測システム(AIMS)などの7台の望遠鏡が調整中で、マルチ応用サーベイ望遠鏡アレイ(MASTA)の20台の望遠鏡が設置中で、年内には30台以上の望遠鏡が科学観測に投入される見込みだ。このほか、観測拠点専用道路がすでに開通し、35kV送電線及び変電所、Cプラットフォーム科学者研究拠点、4カ所の観測プラットフォームが完成し使用開始されており、10カ所の観測プラットフォーム山地整理作業も完了している。うち7カ所の観測プラットフォームはすでに電力供給を実現しており、3大通信事業者の電波がほぼ届いている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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