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バイデン氏がハリス氏に代わり、日本はひとまず安堵―仏メディア

Record China / 2024年8月2日 8時0分

バイデン氏がハリス氏に代わり、日本はひとまず安堵―仏メディア

仏RFIの中国語版サイトは、米大統領選挙でバイデン大統領に代わってハリス副大統領がトランプ氏と戦うことについて、「日本はほっと一息つける」とする記事を掲載した。

2024年7月31日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、米大統領選挙でバイデン大統領に代わってハリス副大統領がトランプ氏と戦うことについて、「日本はほっと一息つける」とする記事を掲載した。

記事は、ハリス氏が大統領に当選すれば、日本にとってはトランプ氏による圧力や焦りが解消ないしは大幅に軽減されるとし、その理由を紹介。まず、トランプ氏が当選すれば米国がロシアや北朝鮮との対立をあおる一方、台湾への防衛協力に消極的となり、日本の安全保障上大きな脅威が生じる可能性があるのに対し、民主党の既定路線を踏襲するであろうハリス氏が当選すれば、日本は「価値観外交」を続けることができると伝えた。

次に、トランプ氏が大統領時代に日米安保条約の不公平さを主張し、日本に対し駐留米軍経費の負担を大幅に増やさなければ米軍を撤退するという脅しをかけた点に言及。日米同盟を重視する民主党のハリス氏が当選すれば、日本にさらに経費負担を求めることはないだろうとした。

さらに、トランプ氏は巨大な対日貿易赤字にも不快感を示し、日本の基幹産業である自動車への関税を検討し、米国に年間約125万トン輸出される鋼鉄への制裁関税を発動したと指摘。バイデン政権の2022年には鋼鉄の関税が撤廃されており、民主党政権が続けば新たな制裁関税が発動することはないと予測した。

このほか、ハリス氏が自由主義の理念を掲げ、世界の環境問題に積極的な立場を示していること、トランプ氏に比べて2国間や多国間の協力を重んじ、日本との戦略的パートナーシップを協調していること、岸田文雄首相が首相就任時すでに退陣していたトランプ氏とは接触する機会が少なかったのに対し、現政権の副大統領であるハリス氏とは22年9月の安倍晋三元首相の国葬で訪日した際に会談したほか、頻繁に顔を合わせて話をする機会があったこと、現職の副大統領であるハリス氏が日本国内では異例といえる自伝の日本語訳版を出版するなど、日本を重んじ、日本での人脈を築いていることなどを挙げ、ハリス氏がバイデン氏に代わり大統領戦に出馬の意欲を見せ、支持率でもトランプ氏を追い抜く勢いであることは、日本にとってほっと一息といったところだと評した。(翻訳・編集/川尻)

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