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<体操>ミスした自国選手に誹謗中傷、中国に根強く残る「金メダル至上論」―シンガポールメディア

Record China / 2024年8月1日 22時0分

さらに、「金メダルは中国代表団がずっと追求してきた目標だった。それはスポーツ上での評価だけでなく、総合的な国力、国家の栄誉、民族の気概とみなされてきたからだ。言い換えれば、中国において五輪の金メダルの意義はスポーツそのものをはるかに超えている。中国が台頭し、米国やロシアといった伝統的なスポーツ強国と金メダル数争いを繰り広げる姿は、中国が世界の強国に追いつき、追い越した象徴であると、多くの人がみなしたのである」と論じた。

記事は、過去数大会に渡って中国がメダルランキングでトップ3に入り続けている中、近年は若い選手たちを中心に「素」の部分を見せることが多くなってきていると言及。「中国のメディアでも、試合の成績だけでなく選手の個性にスポットライトを当てる報道が目立ち始め、選手も一般人と同じ感覚を持っているのだということを人々に見せている」とし、今回の体操男子団体のミスについても国営メディアが「選手一人の責任ではない」と擁護する報道を行い、金メダル至上主義からの脱却へと誘導しようとしていると伝えた。

そして、「中国の『五輪観』、選手の会場内外での顔は、いずれも社会環境の変化を表すものだ。蘇煒徳をめぐる騒動ができるだけ早く収まることを願う。勝敗は兵家の常だ。成熟と、失敗への寛容こそが、社会の真の進歩の体現である」と結んだ。(翻訳・編集/北田)

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