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佐渡金山の世界遺産登録、「尹政権の対日外交は総体的に乱脈の様相」と韓国紙

Record China / 2024年8月2日 21時0分

佐渡金山の世界遺産登録、「尹政権の対日外交は総体的に乱脈の様相」と韓国紙

新潟県の佐渡金山がユネスコの世界遺産に登録された。韓国紙は「佐渡金山には暗い歴史があり、尹錫悦政権の対日外交は総体的に乱脈の様相を呈して久しい」と非難した。写真は佐渡金山。

新潟県の佐渡金山が7月27日、日本側の申請に基づき、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。韓国紙は「佐渡金山の暗い歴史の被害者である韓国の政府が素直に認めたためだ」と指摘。「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の対日外交は総体的に乱脈の様相を呈して久しい」と非難した。

世界遺産登録について、韓国外務省は「全体の歴史を佐渡金山の現場に反映するよう勧告した世界遺産委員会の決定を日本が誠実に履行するための先制的な措置を取ることを前提に、登録の決定に同意した」と明らかにした。日本政府は佐渡島内の「相川郷土博物館」に当時の朝鮮人の劣悪な労働環境を示す6.2坪(21.84平方メートル)の展示室を28日に設けた。

左派系のハンギョレ新聞は社説で「日帝強占期(日本による植民地時代)に強制的に連れて来られた朝鮮人労働者たちの恨(ハン)がこもった佐渡金山」と主張。日本側は「本来の韓日間での最大の争点である『朝鮮人強制動員』の強制性については全く認めなかった」とした。

社説は「加納雄大ユネスコ日本大使は朝鮮人強制動員や強制労働などの用語は1回も使わず、すべての労働者の過酷な労働環境を説明するために新たな展示物を設置したとだけ述べた」と言及。「すべての労働者という言葉を用いることで、日本人よりさらに過酷な差別による苦痛を受けた朝鮮人固有の強制動員の被害の歴史を消したわけだ」とやり玉に挙げた。

さらに「歴史を意味の矮小化も同然だ」と断言。「2015年の長崎県・端島(軍艦島)などの世界文化遺産登録の際には1940年代に多くの朝鮮人とその他の国民が本人の意志に反して動員され、強制的に労働させられたとして強制性を認めたことに比べると、大幅に後退した」と付け加えた。

尹政権に対しては「まともな精神状態にある政権であれば、このような状況では日本が強制動員の歴史を否定するかぎり佐渡金山の世界遺産登録はありえないという厳しい忠告をするのが当然だ」と注文。「それどころか、朴槿恵(パク・クネ)政権時代の軍艦島の水準の規定すら守ることができなかった。外務省は強制性の表現の問題はすでに15年に整理され、今回は議論しなかったと述べた」と政権側の対応に疑義を呈した。

その上で社説は「尹政権の対日外交は過去の歴史を逆走し一方的に与えるなど、総体的に乱脈の様相を呈して久しい」と論難。「今回の件もまた同じ流れだ。いったい誰のための政権なのか問わざるをえない」と語気を強めた。(編集/日向)

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