19の新職業が追加、デジタル・スマート・グリーンが新「ラベル」に―中国

中国人的資源・社会保障部は7月31日、19の新職業と28の新職種を「国家職業分類大典」に追加したことを発表した。資料写真。

中国人的資源・社会保障部は7月31日、クラウドネットワーク運営・メンテナンス技術者、生成AI（人工知能）システム技術者、ユーザー数増加運営技術者、ライブ配信パーソナリティーなど19の新職業とライブ配信者採用担当者など28の新職種を「国家職業分類大典」に追加したことを一般に向けて発表した。

今回発表された19の新職業のうち、新たな質の生産力と密接な関連があるものが半数を超える。例えば、最先端技術を追いかけるデジタル・スマート関連の新職業としては、生成AIシステム応用者、スマートコネクテッドカー検査員、スマート製造システム運営・メンテナンス技術者、インダストリアル・インターネット運営・メンテナンス技術者などがある。デジタル経済が生み出した新職業としては、ライブ配信パーソナリティー、ユーザー数増加運営技術者などがある。

グリーンで環境配慮型であることが、多くの新職業の共通項になっている。「分類大典」に加えられた職業のうち、グリーンな環境配慮型の職業は134種類あり、全体の8％を占める。今回追加された新職業の中には、経済のトランスフォーメーションとグリーン・低炭素発展という新たなニーズに基づくものが少なくない。例えば、従来の製鉄法と異なる水素直接還元製鉄の技術者、新興産業の発展ニーズに応えるエネルギー貯蔵システム利用発電所の運営・メンテナンス管理者や電力品質管理者などがある。

職業が新たに増えたことは、中国社会の発展における新たな活力を示している。文化クリエーティブグッズ企画・運営技術者、口腔衛生技師、スキー巡視救助員などの新職業、生活サービス体験担当者、高齢者入浴介助担当者、レジャー・キャンプ用地管理者などの新職種はいずれも人々の生活ニーズの多様化と新たな変化を反映するものだ。（提供/人民網日本語版・編集/KS）