＜ボクシング＞46秒で棄権し号泣、選手の性別騒動に中国ネット民「不公平」「こういうことが続くと…」

1日、パリ五輪の女子ボクシング66キロ級の試合で、性別騒動の渦中にあるアルジェリアの選手と対戦したイタリアの選手が開始直後に棄権したことが中国の選手がSNS微博で大きな注目を集めた。

2024年8月1日、パリ五輪の女子ボクシング66キロ級の試合で、性別騒動の渦中にあるアルジェリアの選手と対戦したイタリアの選手が開始直後に棄権したことがSNS微博で大きな注目を集めた。

イタリアのアンジェラ・カリニは1日の同種目2回戦で、昨年の女子世界選手権の性別テストで不合格となったアルジェリアのイマネ・ヘリフと対戦。開始直後に強烈なパンチを食らったカリニは開始46秒で試合を棄権した。

メディアの報道によると、レフェリーがヘリフの勝利を告げた後、カリニは慣例となっている対戦相手との握手を拒否し、リングの上に座り込んで号泣した。

ある個人ブロガーの微博アカウントは「カリニが最初にリングに立ったということは、内心ではへリフと対戦してみたいという気持ちがあったのだろう。男性ホルモンに満ちたヘリフの一撃を受けて、棄権することを選択したのだ」と評している。

この件について、中国のネットユーザーは「トランスジェンダーは女性の生存空間を圧迫しないはずがない。競技スポーツにおいてはなおのことだ」「トランスジェンダーの枠を作らなければ、不公平だ」「こういうことが続けば、いつかは反発の声が強まることになるだろう」「自身の4年間の努力をムダにしてまで棄権を選んだイタリアの選手は勇敢だ」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）