日本で留学中の中国人女性が詐欺に引っかかりタイへ、身代金要求動画の撮影に協力―中国メディア

中国メディアの新京報は1日、日本に留学生していた中国人女性が脅迫されてタイに渡り、身代金を要求する動画を撮影させられる事件があったと報じた。

中国メディアの新京報は1日、日本に留学生していた中国人女性が脅迫されてタイに渡り、身代金を要求する動画を撮影させられる事件があったと報じた。

報道によると、日本に留学していた女性に中国警察を名乗る人物から電話があり、「あなたは法律違反をしている」などと脅した上で、繰り返し金を振り込むよう要求。怖くなった女性は学費を名目に両親から計50万元（約1030万円）を送ってもらい振り込んだ。

その後、「事件の重大性を軽くする方法がある」などと言われた女性は相手の指示に従い、7月28日にタイに入国。バンコク市内のホテルで誘拐（身代金要求）動画の撮影に協力するよう求められ、目隠しに手足を縛られた状態で撮影された。

その後、女性の家族の元に動画が送られ、300万元（約6200万円）の身代金が要求された。両親は日本の警察および中国大使館の協力の下、タイの警察に通報。捜査の結果、同30日に現地のマンションの1室で女性は保護された。現地警察は事件について、さらに詳しい調べを進めているという。

中国のネットユーザーからは「（女性の家族は）金だけはあるんだろうな」「自分の意見も、自己管理能力もない子どもは留学するな」「その程度の頭ではやはり親元にいた方がいい」「詐欺グループに協力するとはね」「もともとろくな生き方をしていなかったのだろう。そうでなければ電話で『法を犯している』と言われたところで怖くなるか？」「やましいことがなければ脅されても怖くないはず」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）