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蔡英文前総統、「李登輝方式」で訪日の可能性―台湾メディア

Record China / 2024年8月5日 6時30分

蔡英文前総統、「李登輝方式」で訪日の可能性―台湾メディア

台湾メディアの中国時報は台湾の蔡英文前総統が李登輝元総統と同様の方式で日本を訪問する可能性が高いと論じる記事を発表した。写真は蔡英文前総統のXより。

台湾メディアの中国時報は4日付で、台湾の蔡英文前総統が李登輝元総統と同様の方式で日本を訪問する可能性が高いと論じる記事を発表した。以下は、その主要部分を再構成したものだ。

蔡前総統は退任後に、米国や欧州、日本のシンクタンクなどから招待されているとの情報がある。米国は現在、大統領選挙中なので、蔡前総統は台湾に近い日本、あるいは欧州を訪問する可能性が高いとされる。蔡前総統は、李登輝元総統が2001年、手術を受けるために訪日したのと同様に、「親族訪問」を名目に日本側に入国を申請し、日本側は「人道的配慮」を理由にビザを発給する方式が考えられる。

蔡前総統は退任直後に、フェイスブックを通じて「私は異なる立場、異なる役割を通じて台湾のために尽力し続けます」と表明した。8年間の在任中に、国際社会に多くの友人ができたため、招待が絶えないとされる。欧州ではチェコとリトアニアと良好な関係を築いたので、これらの国のシンクタンクや政治家から招待されているという。

台湾の呉釗燮外相(当時)は23年にチェコを訪問した際、蔡前総統の欧州訪問の準備が進められているとの噂が出た。蔡前総統は24年5月20日に退任した際に「3日3晩、眠りたい」と言ったが、2日後にはリトアニアのダリア・グリバウスカイテ前大統領と会談した。両者は台湾とリトアニアにとって初の女性指導であり、親しい間柄だ。グリバウスカイテ前大統領は23年に訪台した際に、蔡前総統と共にバスケットボールの試合観戦をした。

日本については、台湾との関係を強化する趣旨の超党派議員団である日華議員懇談会の会長で自民党に所属する屋圭司衆議院議員が5月末に、蔡前総統を日本へ招待し、日本各地での講演を手配すると発言した。これは単発の発言ではなく、台湾側と意見を交換しているとされる。ただし、訪日は未確定という。

現在の蔡前総統の訪日に関する論点は二つある。一つは名義で、もう一つはタイミングだ。名義については、2001年4月に退任後の李登輝元総統が訪日した際には、日本で手術を受けることが目的とされたので、日本側は「人道的配慮」を理由にビザを発給した。蔡前総統は「親族訪問」の名義で日本入国を申請し、日本側は同様の対応する方式との見方がある。タイミングについては、日本の岸田文雄首相の自民党総裁任期が9月30日に満了するため、日本の政治状況を考慮すれば、蔡前総統の訪日は少なくとも自民党総裁選以降になるとの見方がある。

米国は大統領選中だが、蔡前総統は米国のシンクタンクや友人から招待されているとされる。大統領選中に訪米することも可能だが、蔡前総統は退任してから日が浅いという状況もあり、米国側には外交面での検討が必要とみられる。

蔡前総統の外国訪問の時期については、頼清徳大統領の外国訪問の日程も考慮する必要があり、現在のところ、「すべてが検討段階」にあるとみられている。(翻訳・編集/如月隼人)

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