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中国が手掛けるタイの高速鉄道、遅々とした動きに中国外相が「喝!」―香港メディア

Record China / 2024年8月12日 20時0分

しかし、建設工事の進展は遅滞した。24年年初にタイを訪問した中国の王毅外相は、セター・タビシン首相と会談した際、タイ国内の高速鉄道は東南アジアを貫く高速鉄道の一部であり、中国とタイは「一帯一路」共同建設の重点プロジェクトとして、タイの高速鉄道建設を加速せねばならないと強調した。タイ高速鉄道北東線の建設工事では、今年6月25日時点の完成度が約34%とされる。

タイのスラポン交通副大臣は、タイ国有鉄道は交通省と内閣の承認を得た上で、年内に企業側が動けるようにするために、第2期工事関連のプロセスを加速すると述べた。

日本がタイ国内で獲得した高速鉄道路線に動きなし

タイの高速鉄道については、北東線以外にもバンコクのドンムアン空港、スワンナプーム空港、ウタパオ空港を結ぶ東線1期の建設が計画されている。完成は29年で、建設費は約2245億バーツ(約9600億円)を見込む。東線の建設はタイ政府と民間企業の重要な協力プロジェクトであり、同国の東部経済回廊内の重要なインフラ建設でもある。タイ政府は、関連契約が年内に締結されれば、タイ国有鉄道は今年中に計画を審査し、年内にも着工できると表明した。

タイ高速鉄道の北線と南線は、いずれも計画段階だ。バンコクとチェンマイを結ぶ北部高速鉄道については、日本が低金利と技術移転を認めたことで、建設権を獲得した。しかし双方は15年に同線建設についての了解覚書を締結したが、10年近くたった現在も着工の動きはない。

専門家によると、同プロジェクトの建設費は4200億バーツ(約1兆7000億円)に達しているが、タイ側は資金を拠出できず、日本側の建設業者である川崎重工業も、最終的に利益が得られないことを懸念して出資しようとしないため、プロジェクトの実行は遠のいた状態という。

中国が手掛けたインドネシアの高速鉄道はすでに開通し、タイでも高速鉄道の建設が進んでいる、東南アジアでの「高速鉄道争奪戦」では中国が日本をリードしている。(翻訳・編集/如月隼人)

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