欧州市場で高く評価された中国のスマート製造―中国メディア

比亜迪（BYD）は欧州20カ国で複数モデルの新エネルギー自動車を販売し、260店以上の店舗を開設している。BYDは年初に独自動車ディーラーSternauto社と提携し、ベルリンで1店目の店舗を開設した。SternautoのBYDブランド担当者であるハイン氏は、「ドイツの消費者は以前、BYDをあまり知らなかったが、現在は知名度が倍増している。当社がBYDとの提携を選択したのは、その新ルギー自動車業界における認知度と発展の見通しに期待しているからだ」と述べた。

北フランス地方投資促進開発局のヤン・ピトレ局長は、「中国企業は新エネルギー技術の競争力を持つ。われわれは中国企業とパートナーシップを結ぶことを心から願っている」と述べた。独Solar Promotion GmbH社のマックス・エルザッサー創業者兼CEOは、「中国企業との協力強化は互恵とウィンウィンの良いことだ」と述べた。

エネルギー構造のトランスフォーメーションと低炭素化発展を後押し

スペイン・エストレマドゥーラ州のフランシスコ・ピサロ太陽光発電所では、150万枚のソーラーパネルが整然と並び、33万4000世帯にクリーンエネルギーを提供している。現地の再生可能エネルギー発展担当者のホセ・ベレット氏は、「使用しているソーラーパネルのすべてが中国製だ。中国の太陽光発電製品はわれわれの需要にぴったり合っている」と述べた。

中国企業の諾誠光伏はセルビア中部のパラチンで今年5月、年間生産能力1GWのソーラーパネル工場と200MWの太陽光発電所を建設すると発表した。同発電所は建設後、セルビア最大の太陽光発電所になり、現地のクリーンエネルギー発展に貢献することになる。

中国動力電池メーカーの寧徳時代の欧州初のバッテリー工場の独テューリンゲン工場は2023年の年初に正式に稼働開始した。フル稼働後は毎年3000万個の電池セルを生産し、18万5000台から35万台の電気自動車に搭載される見込みだ。同工場はBMW、ダイムラー、ボッシュなどの欧州自動車メーカーに供給し、現地で約2000人分の雇用を創出した。

仏紙「レゼコー」はこのほど、中国は電子商取引や再生可能エネルギーなどの分野のリーダーになったと伝えた。フランス政府対外貿易顧問委員会中国支部気候変動活動チームのティエリー・ローランチーム長は、「中国はグリーン産業の成果で世界に利益をもたらし、世界のグリーンな発展に重要な貢献を成し遂げた」と述べた。（提供/人民網日本語版・編集/YF）