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中国で高齢者介護の新たな職業が認定、ただし人手不足は深刻

Record China / 2024年8月13日 12時50分

中国で高齢者介護の新たな職業が認定、ただし人手不足は深刻

中国で介護職の一環として「コミュニティー高齢者支援員」と「高齢者入浴介助師」の新職種2種が追加されました。

中国の人力資源社会保障部はこのほど、職業や仕事の種類の分類の改訂版を発表しました。その中で、介護職の一環として「コミュニティー高齢者支援員」と「高齢者入浴介助師」の新職種2種が追加されました。

中国では60歳以上の人が2023年末時点で全人口の21.1%に相当する2億9700万人で、65歳以上では全人口の15.4%の2億1700万人に達しました。中国はすでに中程度の高齢化社会です。

上海は中国でも最も高齢化が進んでいる都市の一つです。2023年末時点で、上海戸籍の60歳以上の高齢者人口は全戸籍人口の37.4%を占める568万500人でした。これに対して、上海市の高齢者介護従事者は約6万人で、深刻な人手不足の状態です。

上海市が1月に発表した「緊急に必要な不足している高度技能職(職種)リスト」には、介護職も含まれました。この職業に従事する人は、上海市の人材の誘致政策などの支援を受けることができます。

復旦大学老齢研究院の呉玉韶副院長は、「現在では介護職の技能を持つ人材の多くが中高年層で、若年層は少ない。また、ソーシャルワーカーや健康管理士などの専門技術者の総数が足りない。介護サービスの経営管理者も、育成に時間がかかるために不足している」と述べました。

上海市北職業技術訓練センターの責任者は、「現場の介護職員は近年になり不足しており、弊センターでは毎月2回から3回、初級の介護士の研修を行っているが、受講者は修了証を手にする前に、様々な組織から採用の内定を得ている状態にある」と話しました。(提供/CRI)

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