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中国で活況を呈する「パンダ経済」が世界中に広がる―香港メディア

Record China / 2024年8月18日 12時0分

中国で活況を呈する「パンダ経済」が世界中に広がる―香港メディア

中国メディアの参考消息によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「中国で活況を呈するパンダ経済が世界中に広がっている」とする記事を掲載した。写真は四川省のパンダ。

中国メディアの参考消息によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「中国で活況を呈するパンダ経済が世界中に広がっている」とする記事を掲載した。

記事はまず、「パンダの人気はインターネット上だけでなく、観光や商品化を通じて生息地の企業に活動の機会を創出し、地方の税収にも貢献し、『パンダ経済』と呼ばれるものの基盤を築いた」と伝えた。

記事によると、今年5月の労働節(メーデー)に伴う大型連休期間に四川省成都市にあるパンダ繁殖研究基地には26万人を超える客が足を運び、市全体では約2000万人の客が訪れ、約150億元(約3075億円)の収益を生み出した。

パンダ関連商品の売り上げも急増している。中国国営中央テレビ(CCTV)によると、パンダの縫いぐるみで有名なパンダファクトリーの今年第1四半期(1~3月)の売り上げは600万元(約1億2300万円)を超えた。

中国テーマパーク研究所のリン・ホアンジエ所長によると、パンダの愛くるしい外見は消費者の衝動買いを誘発する可能性があり、コロナ禍以降のライブストリーミングの増加でパンダの人気がさらに高まり、関連する経済活動を促した。

中国ショート動画プラットフォームの抖音(ドウイン)では、700万超のフォロワーを擁する「熊猫滾滾」が7月だけでパンダグッズ約19万点を販売した。

人気のパンダ「花花(ファーファー)」や「福宝(フーバオ)」などの動画を共有するオンラインコミュニティー「iPanda」のフォロワー数は400万を超える。

リン氏によると、中国独自の観光資源であるパンダは、地元経済の成長加速や雇用創出、国内外の観光客の誘致に貢献している。チケット販売に加え、パンダ関連商品や、観光客向けのホテルやレストランの需要が高まるに伴い、販売員やツアーガイド、警備員、清掃員、その他のサービス要員の需要も高まっている。

記事は「中国で『国宝』とされるこの愛くるしい動物は、海外でも大人気で、韓国で初めて自然繁殖で生まれたパンダのフーバオは、生息地の知名度を大幅に高めた。4月に中国に返還された際には、韓国国内は名残を惜しむ気持ちで満ちた」とし、韓国メディアによると、フーバオが去る直前の2月下旬時点で、パンダグッズの売り上げは前年同期比60%増となり、約10人に1人が少なくとも一つのグッズを購入したことを紹介した。

また、東京生まれのパンダ「シャンシャン」が6年間で約4億ドル(約584億円)もの経済効果を生み出したことにも触れた。(翻訳・編集/柳川)

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