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「鬼滅の刃」も、劇場版で観客を呼び込むアニメ業界の新たな経営戦略―香港メディア

Record China / 2024年8月17日 22時0分

また、「視聴者から直接収益を得る方法の一つとして劇場版アニメがあるが、大半は外伝的な物語や、本編とは無関係のオリジナル作品であることが多い。例えば、『クレヨンしんちゃん』や『名探偵コナン』、『ONE PIECE』などのシリーズが挙げられる。これらの劇場版アニメは非常に人気だが、本編との関連性は薄く、劇場版アニメを見逃しても後の物語を楽しむ上で大きな支障はない。これに対し、『鬼滅の刃』は非常に効果的な実例を示しており、連載された物語を分割し、『無限列車編』を見逃すと、その後の『遊郭編』の物語が理解できなくなってしまう作りにしている。今回の『無限城編』も同様の方法で制作され、最終決戦で無惨を打倒する前段として、より大きな投資でさらに素晴らしい映像が制作される。これが制作会社にどれだけの収益をもたらすのかは未知数だ。『鬼滅の刃』だけでなく、『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』も同じ上映方法を採用した。同作で上映された烏野高校対音駒高校の対決は、テレビアニメのシーズン4とその後の物語にとって重要な場面で、興行収入は日本国内で112億円を記録した」と紹介した。

一方、「このような方法で観客を劇場に呼び込むためには、『鬼滅の刃』や『ハイキュー!!』のように知名度のある作品である必要がある。そして、無料のテレビアニメから劇場版アニメに移行させるためには、物語の中で重要な部分を抜粋して上映しなければならない。『ゴミ捨て場の決戦』は『ハイキュー!!』の物語において約束された戦いであり、『無限城編』は『鬼滅の刃』の物語にとって絶対に見逃せないクライマックスだ。作品が観客に期待感を抱かせられない場合、このような方法での展開は難しいだろう」とも指摘。そして、「無料のテレビアニメは確かに観客層を拡大することができるが、制作には莫大(ばくだい)な費用がかかる。それを劇場版アニメとして有料で提供することで、制作費用を補填し、業界全体の新たな経営方法として機能させられる可能性がある」とまとめた。(翻訳・編集/岩田)

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