「日本の植民地支配を美化した人は公職に就けない」韓国で法制化の動き＝ネットには歓迎の声多数

20日、韓国・JTBCによると、野党「共に民主党」のチン・ソンジュン政策委議長が「日帝による植民地支配の美化などを行った人物は公職に就けないよう法制化する」との考えを示した。写真は韓国の国会議事堂。

2024年8月20日、韓国・JTBCによると、最大野党「共に民主党」のチン・ソンジュン政策委議長が「日帝による植民地支配の美化、親日反民族行為の宣揚・鼓舞などを行った人物は公職に就けないよう法制化する」との考えを示した。

記事によると、チン議長は国会で同日に行われた院内対策会議に出席した際、「民主党は尹錫悦（ユン・ソンニョル）政権の売国的行動を決して座視しない」として、上記のように述べた。現在、政策委員会が法案をまとめているという。また、独島（日本名：竹島）の領有権を否定し毀損（きそん）する行為についても厳格に禁じ処罰するよう法制化するとした。

こうした党論に至った背景については、「金泰孝（キム・テヒョ）国家安保室第1次長が日韓の歴史問題と関連し『重要なのは日本の心』だと発言したこと」「海洋水産部が22年から大統領への業務報告書の中で『独島』という単語を使用しなくなったこと」を挙げ、「尹錫悦政権にとって重要なのはこの国ではなくて日本のようだ」と批判したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ナイス法案」「必ずや法制化を」「これに反対したら親日売国奴決定だな」「公職者なら当たり前のことだと思う」「公職禁止だけじゃなく、どこまでも追跡して財産を没収して厳罰にするべきだ」「もっと早く法制化すべきだった」など、歓迎の声が殺到している。

その他、「日帝だけじゃなく、朝鮮戦争の時に共産党の腕章を着けた連中も同じ扱いにすべきだ」「北朝鮮を美化する人もね」「前科者も公職進出、大統領選出馬ができないよう法制化してくれ」といったコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）