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シャインマスカットはなぜ中国で人気がなくなった?―中国メディア

Record China / 2024年8月22日 14時0分

シャインマスカットはなぜ中国で人気がなくなった?―中国メディア

中国のSNS・微博上で21日、「シャインマスカットはなぜ人気がなくなったのか」との話題がトレンド入りした。

中国のSNS・微博(ウェイボー)上で21日、「シャインマスカットはなぜ人気がなくなったのか」との話題がトレンド入りした。

きっかけは微博で260万のフォロワーを持つ経済情報発信アカウント「毎天学点経済学」の投稿動画。動画では「シャンマスカットの価格が急激に下落しており、500グラム当たりの価格は300元(約6000円)から今では10元(約200円)ほどになっている」と説明。「ぜいたく品だったのが急に大衆的な果物に変わったのは意外だった」と述べた。

また、ネット上では「シャインマスカットは甘すぎてブドウの味を感じない」「自分が買ったものは味が薄すぎた」といった声が上がっているとし、「では、シャインマスカットは本当に味が落ちたのか。安い物と高い物で差があるのだろうか」と疑問を提起した。

同アカウントは「シャインマスカットと言えば『晴王』を思い浮かべる人も多いが、『晴王』は品種の名前ではなく実際はブランド名だ」と指摘。「日本の岡山県で生産された一部のシャインマスカットをこう呼ぶ。この場所は日照時間が長く、雨も適度に降るため生育環境が最適。ここで育ったシャインマスカットは糖度や香りが非常に高くなる」と説明した。

そして、「その後国内に引き入れられ、2018年に雲南省の企業がシャインマスカットの生産を開始。生産額は128万元(約2600万円)に達し、利益が上がるシャインマスカットはその他の地域でも生産されるようになった」と述べた。

一方で、「雪だるま式に生産量が増えたことで『神の座』から転落した」とし、「中国農業科学院果樹研究所の統計では、現在、中国での作付面積はすでに100ムー(約667万平方メートル)と16年の10倍以上になっている。生産量の増加とともに価格が下落し、生産者や地域によって技術や環境がまちまちであることから味にばらつきが出た」と説明した。なお、同アカウントはシャインマスカットが日本から違法に持ち出されたことについては言及していない。

中国のネットユーザーからは「シャインマスカットは甘すぎて喉が不快になる」「うちの近くの市場では500グラム2元(約40円)で売ってるけど、それでも誰も買わない」「値段が高い上においしくない。消費者が成熟してコスパを重視するようになった」「今のシャインマスカットは本当にまずくなった」「生産量が増えてから、もともとあった味わいがなくなった」「まずくなったな。最初の頃にあったブドウの味がなくなった」「偽物が増えすぎたんだ」といったコメントが寄せられた。

このほか、「巨峰のような昔ながらのブドウの味が好き」「果物は酸味がある方がいい。これでもかというほど甘いのは苦手」「巨峰こそがyyds(永遠の神)」という意見も少なくなかった。(翻訳・編集/北田)

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