中国高速鉄道、荷物棚から特大スーツケースが滑り落ち女性の頭直撃

中国高速鉄道の車内で荷物棚から特大のスーツケースが落下し、女性の頭を直撃する事故があった。

中国高速鉄道の車内で荷物棚から特大のスーツケースが落下し、女性の頭を直撃する事故があった。

現地メディアによると、事故があったのは19日。浙江省杭州市で発車したばかりの高速鉄道がカーブで揺れた際に荷物棚から大きなスーツケースが滑り落ち、席に座っていた女性客の頭と手を直撃した。女性は感情が崩壊して大泣きし、スーツケースの所有者への不満をぶちまけた。

現場で撮影された映像には、女性が号泣し息を切らせながら「こんなことは初めてよ！。頭にぶつかったのよ！。ビックリしたわよ！。あんなに大きい物が落ちてきて、私は本当に耐えられない！」などと叫ぶ様子が映っている。女性はスーツケースの所有者に対して「あなたたち2人はすぐに私に謝罪しなかったじゃないのよ！。立ち上がりもしなかったわ！」と怒鳴り、乗務員らになだめられると「あんなに大きなものが頭にぶつかって叫ぶなというの！？」とさらに大声を上げた。

中国のSNS・微博（ウェイボー）では「高速鉄道で特大スーツケースを頭にぶつけられた女性が（精神）崩壊で大泣き」がトレンド入り。

中国のネットユーザーからは「一歩間違えば首が折れていただろう」「女性の気持ちは理解できる」「相手がすぐに謝らなかったのはひどい」「誠意ある謝罪は最低限だ」「あんなに大きなスーツケースが頭に当たったのなら謝罪だけでは済まない。賠償も必要だ」「聞いているだけで心が痛む。この女性ができるだけ早く心の平静を取り戻すことを祈る」「鉄道側にも（車内状況を）点検しなかった責任がある。こんなに大きなスーツケースは普通荷物棚に置いてはいけない」といった声が上がっている。（翻訳・編集/北田）