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「一人っ子政策」の代償を甘く見た、中国人はますます孤独に―独メディア

Record China / 2024年8月27日 8時0分

「一人っ子政策」の代償を甘く見た、中国人はますます孤独に―独メディア

24日、独ドイチェ・ヴェレは「中国人がますます孤独になっていく」と題し、一人っ子政策の代償を甘く見た中国が今後衰退の一途をたどっていくとするドイツ語メディアの記事を紹介した。写真は上海市民。

2024年8月24日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは「中国人がますます孤独になっていく」と題し、一人っ子政策の代償を甘く見た中国が今後衰退の一途をたどっていくとするドイツ語メディアの記事を紹介した。

記事は、スイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングが24日に掲載したドイツの政治経済学者ヘリベルト・ディーター氏による評論を紹介。ディーター氏が「中国は一人っ子政策の長期的な影響を低く見積もっており、当局は人口が縮小していくのをただ見つめるだけで、何もできない。中国は富む前に高齢化が襲い、人口減少が加速することで米国との地政学的闘争に敗れることになる」との見方を示したことを伝えた。

また、国連が7月に発表した予測では、中国の人口が現在の約14億人から2100年には6億4000万人に減少するとされており、ディーター氏が「数十年後、中国にはなおも十分な軍人と経済資源があり、拡張的な外交政策を実現できるだろうか。中国共産党は権力を失い、国が解体する可能性もある」と論じたことを紹介した。

さらに、中国の人口縮小による影響は大規模な移民受け入れにより緩和することができ、唯一の十分な移民供給源がアフリカ地域であるとしつつ、中国の政治や社会には明らかな種族同質化の傾向があり、大量のアフリカ人が中国に移住するというのは非現実的だと指摘。ディーター氏が「漢人はますます独行を好むようになり、人口はますます少なくなる」と予測したことを伝えた。

記事は、ディーター氏が「現在の予測を信じるのであれば、インドと米国はすでに中国との世界の主導的地位を巡る争いで勝利している可能性がある。外交政策や経済の分野において、中国は緩慢と苦難を伴う衰退を経験することになりそうだ」と結論付けたことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)

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