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中秋節に向けて、杭州の寺院が次々と精進スタイルの月餅を発売―中国

Record China / 2024年8月28日 22時30分

中秋節に向けて、杭州の寺院が次々と精進スタイルの月餅を発売―中国

中秋節に向けて、杭州の寺院が次々と精進スタイルの月餅を発売している。写真は法喜寺で販売している「素月餅」 。

北宋(960-1127年)時代、浙江省杭州市の寺院にはすでに動物性原材料を一切使用しない精進スタイルの月餅「素月餅」があったという言い伝えがある。「太師餅」から進化した「素月餅」を愛する杭州の人々の思いは1000年以上もの間、受け継がれ続けてきた。中秋節(旧暦8月15日、今年は9月17日)が近づき、杭州市の各寺院はそんな素月餅の発売を次々と開始している。先頭を切ったのは法浄禅寺で、8月9日には早くも発売を開始した。それに続いて、法喜寺や香積寺、霊隠寺なども順次発売を開始し、杭州は今、年に一度の「月餅シーズン」に突入している。浙江在線が伝えた。

法浄禅寺の関係者は「今年も最も伝統的な杭州の味になっており、黒ゴマ、ハスの実餡、バラ、果実ミックス、小豆、椒塩(粉サンショウと塩を混ぜた餡)の6種類。値段も昨年と同じで、8個1セットで50元(約1000円)」と説明する。

子供の夏休みに合わせて杭州に旅行に来たという李さんは、月餅をすでに発売している法喜寺で、「どの味がおいしいのか分からないので、全て1セットずつ買った。杭州の寺院が月餅を売っているというのは初耳。たくさんの人が買っており、おばさんたちも『おいしい。杭州の伝統的な味』と言っていたので、食べてみようと思って買った」と話した。

中国では国産品のトレンド「国潮」がブームとなり、若者の心をつかもうと各老舗が取り組んでいることもあって、若者の間で「素月餅」の人気も高まっている。中国データ研究センターが発表した「2023中国月餅業界消費・ブランドの現状白書」によると、各種特色ある月餅に関心を持つ男女を年齢層別で見ると、20~40歳が最も多く、60%以上を占めていた。

杭州の老舗・百味聚が企画した月餅の展示・販売イベントで、李君(リー・ジュン)総経理は販売代理店に今年の新商品を紹介し、「このとてもヘルシーな『シイタケ&紫蘇味』の素月餅は今年の新商品で、若者の人気を集めている。『シイタケ&紫蘇味』と『塩味の干し野菜入り』の月餅はカロリーが低く、ヘルシーが売り。その他にも『クルミ入りナツメあんスポンジ生地仕上げ』の月餅は月餅の皮の部分にスポンジ生地を使用している。ヘルシーでおいしい商品を作るというのは当社が常に追い求めていることで、『素月餅』の販売も市場のトレンドとニーズに合わせた取り組み」と説明していた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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